On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-01-14 07:50:13
Comments (6)

きょうも新しい日の始まりに その3 国技のこれから

▼きのうの白鵬関と遠藤関の取り組みには、絶句しました。
 横綱は、日本相撲協会の正式な諮問機関である横綱審議会から、前の場所で遠藤関に張り手とかち上げで出血させたことについて、はっきりと苦言を呈されました。
 その横綱が、まるで同じ手を同じ相手に繰り出しました。

▼それを徹頭徹尾、冷静に予測して賢く即応し、横綱を仰向けに倒した遠藤関は、勝ったあとに勝ち誇らなかったことも含めて、日本の誇りです。

▼一方で白鵬関は、横審をわざとのように無視したこと、そもそも、たとえば国士でもある舞の海さんがずっと警告なさっているように相撲から誇りを根本的に奪うような取り組みがみられること、遠藤関に負けたあともとても横綱とは言えない立ち居振る舞いもあったこと、これでいいとはマサカ、言えません。
 白鵬関だけを悪者にしようとしているのではありません。
 横綱をまるでヒールのようにしていいのでしょうかという問いです。

▼きのうの取り組みが終わったあとの遠藤コールと座布団は、遠藤関への感嘆、深い敬意であると同時に、横綱がヒールに成り下がっていることの表れだとも感じます。

 白鵬関は公式な記者会見で「 ( 張り手もかち上げも ) 禁じ手ではないのだから」と発言しています。
 この発言にカチンと感情的にくるまえに、ルールがあれば守りますという意思表示でもあると受け止め、相撲協会が正式に動くときではないでしょうか。
 相撲協会が、日本人とは世界観の違う外国のひとを相撲に積極的に招いた以上は、外国出身の力士であっても日本の国技の品位をすんなり守ることができる態勢をつくる責任があると考えます。

 
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ルールの変更には反対です(公開可です)【薗田】
2020-01-15 17:33:59
 以前、テレビで元関取という人が
 「相撲というのはスポーツなのか、興業なのか、難しいところがあるんで
  すよね」
と、したり顔でコメントしているのを観ました。これはプロレス関係者がよ
く言うセリフで、元関取がこんな発言をしたのはちょっと驚きでした。実は
この人、何かの問題を起こして角界を首になっていたそうで、納得のコメン
トです。

 相撲は、スポーツである前に、興行である前に、神事です。であるから国
技なわけです。

 最近は相撲の世界大会が開かれているそうです。それはスポーツですから、
きっちりとしたルールを決めればいいと思います。しかし日本で、ちょんま
げをゆってとる相撲は神事ですから、厳密にルールで禁止するのは反対です。
 カチ上げがくるかもしれないし、張り手が飛んでくるかもしれない、立会
で変化するかもしれない、そういった色々な可能性を考え、駆け引きしなが
ら取るのが相撲です。それを禁じ手にしてしまえば、相撲の醍醐味が削がれ
てしまいます。

 ルールや法律の網の目をかいくぐったり、それを利用して自分の利益を追
求するのは欧米や大陸的な考え方です。一方、ルールで決められていなくて
も、ちゃんと察して、自己を律するのが日本人です。それが出来るのは世界
で日本人だけです。
 スポーツであれば、それを外国の選手に求めるのは酷な話ですが、日本の
神事である以上は、それに従ってもらわなければなりません。それが出来な
いのであれば、それはその人の問題です。
 まだ来日して間もない力士であればやむを得ませんが、横綱にまでなって、
帰化もして、未だに分からないのであれば、それは白鵬個人の問題です。ル
ールで禁止すれば、白鵬はやらなくなるでしょうが、それで「めでたし、め
でたし」というものではありません。

 もちろん上述の元関取のような人は、他にもたくさん居るでしょうから、
白鵬だけの話ではありません。相撲界全体に根本的な問題があると思います。
しかし、であっても、あくまでも個人の資質の問題ですから、それをルール
で解決するのは違うと思います。

 昔の白鵬は大好きでした。本当に素晴らしい横綱でした。しかし今の白鵬
はおごり高ぶり、最悪の横綱に落ちてしまいました。
 「横綱をはる」ということは、それが神の象徴であることを意味します。
八百万の神のうちの一柱として、その自覚を持って、自らを律し、恥ずかし
くない行動をとる責任があります。白鵬がああいう相撲を取るということは、
要するに
 「日本の神様なんて、所詮、こんなもんでしょ」
ということです。

 「あんたん処の神様はどうか知らないけど、
  うちの神様はそういうことしないから! 日本の神様、舐んなッ!!」
と言ってやりたいです。白鵬にそんな意識はないでしょうが、これは日本の
神様を冒涜していることであって、引いては日本人を貶めていることに他な
りません。

 今、一番不満を感じているのは横審の態度です。横審がちゃんと総合的に
判断して、とっとと引退勧告すべきです。
白鵬、勇退の潮時【かりおぺ】
2020-01-14 19:10:40
白鵬は、幼い頃から今に至るまで、僕の憧憬の的です。
だからこそ、立合のかち上げや張り手、それから猫騙し、駄目押しと晩年に横綱としての醜態を晒し続けたことに悲しく思います。もはやこれら無しでは全盛期のように勝てない現状を思うと引退が相応しいと思います。
横綱の品格は無くとも、今までの功績を世間は忘れて欲しくないです。白鵬一人を貶めるのではなく、白鵬への今までの教育を反省し、これからの指導体制、そして何よりも即刻に、白鵬に横綱としてあるべき姿勢を教えて欲しいです。白鵬はまだ34歳です。人としてはまだまだ先があります。昨日の遠藤コールは白鵬にとっては侮辱的と思います。角界の未来のためにも、白鵬を独りにせずにしてあげて欲しいです。
そして、これからは朝乃山や貴景勝など、角界も令和の新時代突入ですね。
激務の中でも、楽しみを忘れない【ドイツのY】
2020-01-14 17:29:18
青山さんが激務の中、きっと楽しみにしているだろう相撲中継。
心躍らせる素晴らしい時間だと思います。

日本のために働く青山さんのためにも相撲協会、がんばれ!と、言いたい。

激務の中でも、楽しみを忘れない、自分で自分のために何かするという姿勢は
本当に参考になります。
たいへんだ、大変だ、というばかりじゃダメですね。
私も積極的にそういう風に自分に追い風を吹かせてやります。
相撲…【くるるん】
2020-01-14 12:33:57
現代の相撲は、興行的な面、そしてスポーツとしての面が強調されています。
相撲はもともと神事であります。 
土俵に神様をお招きし、清めるために取り組みまえに塩をまくことからもわかると思います。
江戸時代にはなかった横綱が、現代では幕内最高位です。
その横綱が、ただ勝つため、優勝回数をのばすために、かちあげ、張り手を下位の者に食らわせて、土俵から転がり落とし、それを上からどうだ!と言わんばかりに見下ろす光景は見るに耐えません。
たとえ、ルールに明記されていても、横綱はその手を下位の者に使ってほしくはない。
勝ちさえすれば、何でもいいと言う不遜な態度は横綱にふさわしくないと思います。
ルールにあるから、やっていいんだ、とやかく言うなら禁止すればいいと言う短絡的な考え方は、相撲にはふさわしくありません。

縁の下の力持ちと言う言葉があるように、日本人はあからさまに自分の功績を誇ることに違和感を持っています。
しかし、勝った者は最初にまわりの人々への感謝の念を表します。

遠藤は白鵬を倒したことにガッツポーズはしませんでした。
淡々としていました。

すべては心の持ちようだと思います。
ルールと言う明文化を必要としないことが
日本人にはふさわしいと思います。
相撲の将来を考えると【LOUTUS FAN】
2020-01-14 10:45:51
外国人を力士に迎える事で、外国人には理解できない「聖域」として、日本人の精神性があると思います。
スポーツとして考える外国人が、昇進し横綱になり、将来「親方」になった時に、どれだけ日本人の精神性を後進に伝えることができるか疑問に思います。
少なくても白鵬関に関しては、大いに難しいかと思うのです。

相撲協会をあげて、そろそろ本格的にこの問題に取り組む時が来たと思いますが…。
横綱【髙橋】
2020-01-14 08:55:29
白鵬について、私もまったく同意見です。又、青山さんが根気よく問題提起されていることに敬意を表します。
私が一番問題に感じていることを書きます。
他の力士たちは、横綱を敬い礼をわきまえて「張り手」や「かちあげと
いう名の肘打ち」などは白鵬に対して使いません。
白鵬のみが張り差し・肘打ちを多用しているのが現状であり、
白鵬の特権と化しています。
過去の横綱のように、「まず下位力士の立ち合いを受け止めてから」と
いう「横綱相撲」までは望みませんが、その不公平は是正しないと
相撲という文化・伝統は、どんどん衰退してしまうと非常に危機感を
感じています。

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