On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-05-12 09:27:19
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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ありがとう、大丈夫です

 お腹がすいて・・・力が抜けて、海中のゆらゆらタコみたいな心境と、前エントリーで思わずありのままを記してしまったところ、「感染したのではないか」という趣旨のコメントを頂きました。

 心配をかけて、申し訳ない。それに、ありがとうございます。

 いえ、お腹がすいて、と記しましたように、そのあと遅い時間にはなりましたがごはんを食べて、即、海中のタコから人間に戻りました。
 それに、もう一度見ていただくと「心境」と書いていますね?
 躯そのものは全く、ゆらゆらしていませんでした。

 日々、戦場を歩いていると思っているので、躯そのものは何があっても無くても、ほとんど変わりません。
 戦場では、ごはんを規則正しく食べられなかったり、ちゃんと眠ることができなかったり、それはあまりにも当たり前ですよね。
 それにいろんな弾が、背後から、横から、前から、それどころか足の下や頭の上から飛んできても、戦場にあっては、ごく自然なことであります。

 こゝろ、躯、ともに鋼 ( はがね ) になっていること、それが正直な実感です。


 
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