On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-09-15 04:23:18
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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みなさん、菅新総裁の誕生から一夜が明けます。靖国神社の朝も静かに明けていきます。

 8月28日に、安倍晋三内閣総理大臣が辞意表明をなさってからの日々に一応の決着がつきました。
 すると・・・みなさんもひょっとして同じでしょうか、あらためての寂寥感が胸を襲います。

 安倍総理とぼくは、意見の違うところばかりを話してきました。
 長期政権の大宰相ですから、「賛成です ! 」と仰るひとは、安倍さんの周りにたくさん居ました。
 だから意見が同じところは、ぼくが話す必要はありません。
 時に、安倍総理は、ぼくごときの追及に苦慮なさるときもありました。強く反論なさることもありました。
 そのときから内心では思っていました。なんと凄い総理だろう、ぼくの言うことなんかいちいちお聞きにならなくてもいい大権力者なのに、凄いなぁと。

 今は、魂からの深きも深い感謝を、みなさんと共に申しあげます。

 安倍総理、日本国が安倍晋三さんを必要とする日々は続きます。安倍総理が世界から、日本の総理としては史上初めてと言っていい厚い信頼を勝ち得ているからです。
 まずは充分な治療を、ゆっくりとなさり、そして総理みずから仰ったように一議員として国民益と国益に貢献なさり、さらにいつかは、みたび大きな役割を果たされることもお考えくださるよう、伏してお願いします。

 ぼくは先日、安倍総理に電話し、総理在任中に靖国神社に再び、正式参拝してくださるようお願いしました。
 安倍さんが総理でいらっしゃる時間は、今日一日と、明日の朝だけとなりました。
 あくまでお決めになるのは総理ご自身です。わが身を浄めて、静かにお待ちします。





 
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