On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-09-16 18:17:23
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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さあ、安倍晋三内閣総理大臣の居ない時代に船出です

▼安倍政権に別れを告げる日のきょう9月16日水曜は、まず朝9時過ぎに、国会議事堂に入り、9時30分から開かれた参議院自由民主党の「特別総会」に参加しました。
 参議院自由民主党の役員選任をめぐる手続きです。
 世耕弘成・参議院自由民主党幹事長が留任となりました。
 実は組閣人事の初期には、官房長官への就任説もあった世耕さんですが、ご本人も菅さんも、参議院の安定を優先させました。

▼引き続き、9時45分から参議院自由民主党の議員総会があり、今期の執行部は解散となりました。
 ぼくは、政策審議会の副会長として、執行部の一員でした。
 実は、このふたつの重要な総会はいずれも、三密を避けるために分散開催となり、ぼくを含む政策審議会の面々は、別室に居て、オンラインで繋いでいました。
 そのために、あとで「いつも朝一番にいる青山さんが居ないのでビックリした.一体どうしたんですか。何があったんですか」と先輩議員から言われましたが、いえいえ、隔離されていたのであります・・・というのは冗談ですが、このオンライン、このように思わぬ誤解も引き起こします。
 東大での授業は後期もオンラインで、ぼくは学生と共に悲しんでいます。

▼そして午前10時からは、参議院の本会議です。
 与野党の参議院議員がみな、集まって、山東議長のもと、議席の指定、常任委員長の選挙などを行いました。

▼本会議が終わると、急いで、参議院分館に行き、拉致問題特別委員会に出席しました。
 会期は3日間とはいえ、新しい国会の会期が始まったので、委員長と理事の選任が行われたのです。
 ぼくは、自由民主党の理事に再任されました。

▼午後に入ると、13時25分から再び、議員総会です。
 次の本会議で行われる首班指名選挙において、どのような手順で記名投票を行うかという確認などが行われました。

▼そして13時40分から、いよいよ参議院側の首班指名選挙を行う本会議です。
 ふだんの投票と違って、分厚い特別の用紙、大きさは、ふだんの木の青票、白票と同じようなサイズです。
 ここに自分の筆記用具で、首班にふさわしいと考える国会議員の名を書きます。
 自分の名前は用紙にすでに判子で押されている、記名投票です。

 自由民主党の総裁選も、このような記名投票にすべきだと、あらためて考えました。
 誰を首班に推すかは、すでにその総裁選で決着していますから、菅義偉衆議院議員の名をしっかりと書きました。
 そして、順に名を呼ばれて登壇し、その投票用紙を、国会の事務方に手渡します。
 壇に上がったときに、山東議長に一礼し、手渡すときに事務方に一礼し、そして壇を去るとき、国旗に深く一礼しました。

▼こうした、連続してゆく動きを終えつつ、新しい動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録を3本、どーっと怒濤で行いました。
 今夜中に、遅くなるかも知れませんが、一部はアップされると思います。
 またチャンネル桜の「青山繁晴が答えて、答えて、答える」の収録を、以前に調整されていた予定を崩さずに、なんとか行い、さらに、一切合切が終わったあとに、水面下情報を提供するクローズドの会員制レポートである東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)の速報となる第1121号をスピーディに執筆し、全会員へ配信されました。

★こうして、歴史的な一日も今、夜を迎えています。
 まだ国会に居ます。
 安倍さんが政府に居なくなった時代に、どのように、みなさんから負託された任務を遂行していくか。
 それをずっと、ずっと夜昼なく、考え続けています。






 
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