▼ことし最後の独立講演会を12月19日の土曜日に、10月に引き続いて京都劇場で行います。
　実は、きのう11月16日の正午から募集が始まっています。

　京都劇場は先々月に初めて会場に選んだわけですが、多くのひとから「今後も使ってほしい」という反応を頂きました。
　独立講演会そのものも嬉しい反応がどっさり来ました。わたしたちが自主開催するこの独立講演会を、どんな無理をしてでも、今後も続けようという気持ちも励まされます。


▼しかし、京都劇場について違う意見も、ひとりだけですがこの地味ブログへの書き込み欄にありました。
「2階席が狭く、ふつうの男性なら座るのが困難、傾斜も急で、その2階席に昇るエレベーターも無く、青山さんが動くと姿が見えなかった」という趣旨を指摘され、それを理由として独立講演会そのものを大失敗だと非常に激しく非難されていました。
　実際に2階席に座られた一般聴講のかた(ふつうの男性)にお会いする機会があったので意見を伺ってみると、「確かに狭かったけど、あらかじめ2階席ですという知らせもあって、それを承知で行ったから今まで通り楽しめましたよ」という答えでした。
　その後も、2階席の感想が書き込まれるかどうかを待ち、ほかの、2階席に座られた男女にもお聴きしましたが、上述のような意見は、ただおひとりでした。


▼それでも、ただおひとりであっても、1階席との格差から楽しめなかったという意見があったのは事実なので、事務局と協議し、2階席の使用は全面中止することになりました。
　落選者を1人でも減らすために使用を開始した京都劇場ですが、2階席がない分、残念ながら落選者は増えます。
　京都劇場そのものは、駅からきわめて近いことも含めて好評です。そして劇場のスタッフも気持ちよく頑張ってくださいますから、すくなくとも当面は、使います。

　また、10月の京都劇場での独立講演会について、もうひとりだけ、楽しめなかったという意見もありました。
　それは「多数が集うと分かっているのに、開会直前に来る人が多くて、開会が遅れた。来る人の意識を疑う」という趣旨でした。これも激しく、聴講者のかたがたを非難している印象のある書き込みでした。
　ただ、この件は、わたしたち主催者側の事務処理という問題が第一義的です。
　聴講者のかたがたのほとんどは、遅刻なさったわけではないのですから。


▼これらを踏まえて、ぼくの基本的な考え方を記しておきます。
　独研 ( 独立総合研究所 ) の他の仕事と同じく、独立講演会も利益を目的にしていないので、聴講希望者が増える分だけ規模をどんどん大きくすることは考えていません。
　聴講者がぼくと直接、接していただいて、一緒に考えるのが目的ですから、できるだけ、ある程度の規模にとどめたいのです。
　したがって、チケットの販売量が限られていますから、巨大な会場を頼んだり、あるいは受け付け事務などに業者を導入すると、独立講演会を維持する、どうにか続けるということができなくなります。

　当選なさって、会場にお出でになれる人を増やしたい、落選してがっかりなさるひとを1人でも減らしたいという考えと、会場を大きくし過ぎれば本来の独立講演会でなくなっていく恐れがある、ということは常にわたしたちを悩ませる二律背反です。
　受け付け事務をもっと工夫したり、さまざまに、ぼくと独研の社員で努力していきたいと思います。


▼さて、その12月の京都劇場での独立講演会の応募要項を、独研の公式HPからコピーして、ここにも置いておきます。
　この画面から直接、申し込みができます。「申込フォーム」の青いボタンを押してくださいね。