▼最新刊の「ぼくらの真実」(扶桑社)は正直、命そのものをペンのように使って書きあげた書物です。
　こないだ、おひとりで200冊を買っていかれた読者がいて、「ひとに配ってくださるらしい」と推察しつつ、感激しました。

　いつも申すとおり、本は、著者が書きあげただけでは、あるいは本として書店に並ぶだけではまだ、本ではないのです。
　読み手、読んでくださるあなたがいて初めて、本になります。　
　書きあげただけでは、著者のたとえば日記のようなものに過ぎません。
　それぞれのこころ、視点で読んでくださるひとがいて、いわば公器にもなります。


▼こういう気持ちをいちばんストレートに、あなたに伝えられるのが、サイン会です。
　「ぼくらの真実」は、これまででもっとも精力的に各地で開いています。
　それでも実は、まもなく終わりです。
　コストからしても、ぼくの日程からしても、これ以上は難しくなります。

　残るサイン会のうち、徳島は空きがあとわずかだそうです。
　福岡はまだ25人ほどの空きがあるそうです。
　よろしければ、会いましょう、大きくあなたの名前と、ささやかな自作の座右の銘と、ちいさめにぼくの名と、日付をサインしましょう。握手しましょう。眼を見て、言葉を交わしましょう。希望の方には男女を問わず、ハグしましょう。

*徳島
2/21 14:00～ 紀伊國屋書店徳島店 問い合わせ先 088-602-1611 詳細はここ。

*福岡
3/8 14:00～ 紀伊國屋書店福岡本店 問い合わせ先 092-434-3100 詳細はここ。