On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2016-06-21 09:05:56
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根の一本はこれです

ぼくは何も変わりませぬ。
 ただ一度生きて、死す。一死一命 (いっしいちみょう) 。その姿勢が、このことぐらいで変わるようでは、もともとさしたる姿勢ではありません。

 したがって、ふたつの大学での講義、すべてのテレビ、ラジオ番組について7月10日に参院選が終われば、ぼく自身はまったく変わらずに取り組みます。
 選挙期間中は法に基づいて現れません。それはたった20日足らずのことですね。

 ただ1期しかやりませんから、二度と選挙活動はありません。だから、これらの「一緒に考えること」が選挙活動の具にされることは物理的にあり得ません。
 政治的には、今回のこと以前から、はっきり特定の主張をしています。これ以降もそうだというだけのことです。


▼独研 ( 独立総合研究所 ) の代表取締役社長・兼・首席研究員は、選挙の結果によって新たな公職に就くまでは、選挙期間中も変わりません。もちろん合法です。
 天のみぞ知る選挙の結果によって新たな公職、すなわち議員となれば、退任します。
 法的には退任する必要はありません。これは実は当然です。きのう6月20日月曜の記者会見で一貫してその趣旨を申した通り、議員はほんらいは職業じゃなく、何かの本業を持ちながら公のために務める献身です。

 しかし、議員でいるあいだは、おのれの意思だけによって独研の社長・兼・首席研究員をいったんは退任します。
 独研の研究本部(社会科学部、自然科学部)が長年、取り組んでいる公平中立の研究プロジェクトにいかなる影響もあってはいけないからです。

 一方で、独研から配信している完全クローズド会員制レポート「東京コンフィデンシャル・レポート」 (TCR) 、あるいは独研が自主開催している独立講演会、さらに独研の現場体験型・会員制クラブ「インディペンデント・クラブ」 (IDC) はいずれも継続します。
 社長・兼・首席研究員を退任したぼくに、独研が業務委託する方向で、独研の社内、そして契約している弁護士事務所、会計士事務所と詰めているところです。
 ただし、選挙期間中は公選法に抵触しないよう、いや、公選法をはじめ法の尊い精神と矛盾しないようにこそ細心の注意を徹底的に払います。
 選挙後は、完全に通常のままです。


▼ぼくのささやかな発信などについて、いろいろご心配なさっているみなさん。
 ぼくに関しては心配ご無用です。
 もちろん、たとえばメディアの側で、もしもぼくが議員になった場合は忌避されることはあり得るでしょう。
 それは甘んじて受容します。
 出してくれとは絶対に言いません。これまでも、ただの一度も言ったことが無いのですから。

 メディアのあり方としては、ほんとうは、どうでしょうか。
 視聴者は国民です。国民は、有権者として議員にした人間、あるいは有権者として議員にしたくなかった人間の意見、異見を聴きたいはずです。
 そう考えますが、前述しましたように、メディアの側の判断はそのまま受け容れます。


✶きのうの記者会見では、最初、ぼくがかつて社、所属を問わず苦楽を共にした記者職のみなさん(ただし全員、あたりまえながら後輩のかたがた)が怖い顔をしていました。
「あぁ、政治家になろうって奴は卑しいか、嫌な奴か、汚い奴か、慾ぼけの奴だからという気持ちでいっぱいなんだろうなぁ」と、思いました。
 しかし、ぼくはこれまでのぼくと寸分、違いませぬ。
 出馬会見だからといって、慮(おもんぱか)るところ、遠慮するところ、さらには工夫するところも何もへったくれもありません。

 だから、いつもの受けないジョークも申しました。
 すげ ! というぐらい滑りました。
 いつも、終日こころから笑ってくれる独研・総務部秘書室第2課 (社長同行担当) の清水麻未秘書が、むちゃ忙しくて会見に同席できなかったので、誰も笑ってくれません。

 会見のあと、実はカメラマンで声が出ないように笑っているひとも、それから俯いて見えないように噴き出している記者もいたとたまたま聞きましたが、いや、ご迷惑をお掛けしました。
 会見後の各社別の撮影で、なんと、共同通信の京都支局時代に一緒に働いたカメラマンが駆けつけてくれていて、うれしかった!
 しかし、声を押し殺して笑っていたカメラマンのなかに、このひとは含まれていないそうです。
 ふひ。

 
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