2016-06-22 08:09:34
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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きょう公示ですが、ぼくは何も変わりません。別件です。
▼かつて、著作活動もしつつ政治家になったひとに聞いたことがあります。
「本が途端に売れなくなった」
ぼくは、あ~そうでしょうね、そりゃ、と聞いていました。
これが実は問題の根っこのひとつですね。
政治家イコール嫌な奴、卑劣な人間、権力欲の塊 (かたまり) 、そんな人の本を読むなんて、というぼく自身を含めた思い込みがあります。
しかし読者のせいでは全くない !
日本の政治家のあり方の問題です。
海外には、記者会見でも申した通り、たとえばフランスのアンドレ・マルローのように小説を書き、現実の政治に取り組み、そして戦地でも行動した作家もいます。
マルローは伊勢神宮に参拝して、日本と人間世界の根幹を見つけた人でもあります。
ぼくも、中学生の頃、すべてはわからないなりに「人間の条件」や「王道」といった小説を読み耽(ふけ)りました。
巨人であるマルローを引き合いに出すのは、身が縮む僭越です。しかしマルローが絶讃した日本を取り戻したい。
▼ぶと新こと、ぶっとい新書の「壊れた地球儀の直し方 ―ぼくらの出番」(扶桑社新書、たとえばここ)がこのさなかに、また増刷になりました。
6月2日の、わが父の命日に出版してから20日間のあいだに、これですでに5刷です。
そして嬉しいことに、根幹の書でもある「ぼくらの祖国 新書版」(扶桑社新書、たとえばここ)もさらに増刷となりました。8刷です。
版元の関係者によると「読まれ方は変わりません。むしろ増えています」ということだそうで、そのための増刷です。
あぁ、ぼくは天を仰ぎみて、地に頭(こうべ)を垂れ、感謝を捧げます。
不肖ぼくと一緒に考えようとしてくださる読者が、どれほどの心意気か、そこに感謝します。
▼その、ぶと新ですが訂正が2件、追記が1件あります。下掲します。
訂正のひとつは以前にお知らせしましたが、残りの2件はお知らせが遅くなりました。深くお詫びします。
いずれも増刷分から訂正と追記です。
これまでの分をお読みのかたがた、こころから申し訳なく思いますが、どうぞ補ってお読みください。
版元の校正陣も頑張っていてくれたのですが、とても深く悔いている旨の連絡を繰り返し頂きました。
しかし、いつも申している通り、最終責任はすべて、このぼくにあります。
▽49頁12行目
「国家公安員会」→「国家公安委員会」
▽50頁10行目
「協調」→「強調」
▽389頁9行目~10行目
「~だから海部さんはとにかく、お金だけを払ったわけです。実に四〇〇億円、日本国民はこのための増税にまで耐えてこの戦費を払いました。」に追記して、以下と差し替え。
「~だから海部さんはとにかく、お金だけを払ったわけです。まず最初に約四〇〇億円から払い始め、これが増えに増えて最終的にはおよそ一兆七〇〇〇億円にも達しました。日本国民はこのための増税にまで耐えてこの戦費を払ったのです。」
▼さらに1件。
まだ悩んでいた最中に、「月刊Hanada」のささやかな連載「澄哲録片片」 (ちょうてつろく・へんぺん) 8月号の〆切が来ちゃいました。
当時のその懊悩(おうのう)のまま書きました。
連載のなかでも、異例の1回になると思います。
あと3日後の6月25日頃の発売のようです。
先日の記者会見に至るまでの、ぼくの思考プロセスに関心のあるかたは、よろしければ、どうぞ。
たとえば、ここです。
▼あと1件。
これだけ記したら、さすがに東京駅八重洲口に向けて出発します。ふひ。
純文学小説の「平成」(文藝春秋)を改題し、改稿した「平成紀」も、当初の予定通り、ことし8月の敗戦の日のまえに出ます。
幻冬舎文庫です。
この騒ぎの中ではありましたが、どうにか、初校ゲラの直しを終えて編集者に渡しました。
今回も表紙デザインの原案も、ぼくが作りました。
平成紀の文字は、下手な字ながら手書きです。「ぼくらの真実」(扶桑社、たとえばここ)と同じですね。
「本が途端に売れなくなった」
ぼくは、あ~そうでしょうね、そりゃ、と聞いていました。
これが実は問題の根っこのひとつですね。
政治家イコール嫌な奴、卑劣な人間、権力欲の塊 (かたまり) 、そんな人の本を読むなんて、というぼく自身を含めた思い込みがあります。
しかし読者のせいでは全くない !
日本の政治家のあり方の問題です。
海外には、記者会見でも申した通り、たとえばフランスのアンドレ・マルローのように小説を書き、現実の政治に取り組み、そして戦地でも行動した作家もいます。
マルローは伊勢神宮に参拝して、日本と人間世界の根幹を見つけた人でもあります。
ぼくも、中学生の頃、すべてはわからないなりに「人間の条件」や「王道」といった小説を読み耽(ふけ)りました。
巨人であるマルローを引き合いに出すのは、身が縮む僭越です。しかしマルローが絶讃した日本を取り戻したい。
▼ぶと新こと、ぶっとい新書の「壊れた地球儀の直し方 ―ぼくらの出番」(扶桑社新書、たとえばここ)がこのさなかに、また増刷になりました。
6月2日の、わが父の命日に出版してから20日間のあいだに、これですでに5刷です。
そして嬉しいことに、根幹の書でもある「ぼくらの祖国 新書版」(扶桑社新書、たとえばここ)もさらに増刷となりました。8刷です。
版元の関係者によると「読まれ方は変わりません。むしろ増えています」ということだそうで、そのための増刷です。
あぁ、ぼくは天を仰ぎみて、地に頭(こうべ)を垂れ、感謝を捧げます。
不肖ぼくと一緒に考えようとしてくださる読者が、どれほどの心意気か、そこに感謝します。
▼その、ぶと新ですが訂正が2件、追記が1件あります。下掲します。
訂正のひとつは以前にお知らせしましたが、残りの2件はお知らせが遅くなりました。深くお詫びします。
いずれも増刷分から訂正と追記です。
これまでの分をお読みのかたがた、こころから申し訳なく思いますが、どうぞ補ってお読みください。
版元の校正陣も頑張っていてくれたのですが、とても深く悔いている旨の連絡を繰り返し頂きました。
しかし、いつも申している通り、最終責任はすべて、このぼくにあります。
▽49頁12行目
「国家公安員会」→「国家公安委員会」
▽50頁10行目
「協調」→「強調」
▽389頁9行目~10行目
「~だから海部さんはとにかく、お金だけを払ったわけです。実に四〇〇億円、日本国民はこのための増税にまで耐えてこの戦費を払いました。」に追記して、以下と差し替え。
「~だから海部さんはとにかく、お金だけを払ったわけです。まず最初に約四〇〇億円から払い始め、これが増えに増えて最終的にはおよそ一兆七〇〇〇億円にも達しました。日本国民はこのための増税にまで耐えてこの戦費を払ったのです。」
▼さらに1件。
まだ悩んでいた最中に、「月刊Hanada」のささやかな連載「澄哲録片片」 (ちょうてつろく・へんぺん) 8月号の〆切が来ちゃいました。
当時のその懊悩(おうのう)のまま書きました。
連載のなかでも、異例の1回になると思います。
あと3日後の6月25日頃の発売のようです。
先日の記者会見に至るまでの、ぼくの思考プロセスに関心のあるかたは、よろしければ、どうぞ。
たとえば、ここです。
▼あと1件。
これだけ記したら、さすがに東京駅八重洲口に向けて出発します。ふひ。
純文学小説の「平成」(文藝春秋)を改題し、改稿した「平成紀」も、当初の予定通り、ことし8月の敗戦の日のまえに出ます。
幻冬舎文庫です。
この騒ぎの中ではありましたが、どうにか、初校ゲラの直しを終えて編集者に渡しました。
今回も表紙デザインの原案も、ぼくが作りました。
平成紀の文字は、下手な字ながら手書きです。「ぼくらの真実」(扶桑社、たとえばここ)と同じですね。