On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2023-01-24 10:54:42
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【急ぎアップして字句に誤りがありましたから修正しました】  世界で最初に「中国が2027年までに台湾へ武力侵攻する恐れがある」と公に明言した提督と議論できました



▼アメリカ海軍のデービッドソン提督 ( 退役 ) です。
 ハワイ真珠湾の米軍インド太平洋軍司令部 ( INDO-PACOM ) の元司令官です。
 現任のアキリーノ司令官とハリス元司令官の間ですね。

 正確に言うと、ハリス司令官が太平洋軍司令部 ( PACOM ) の最後の司令官で、安倍元総理の提唱した「自由で開かれたインド太平洋」をもとに、太平洋軍司令部がインド太平洋軍司令部に変わり、その初代司令官が、写真のデービッドソンさん、2代目司令官が、アキリーノさんです。

▼このデービッドソン提督は、わたしが真珠湾の司令部に行けなかった時期、主として武漢熱のために訪問が不可能だった時に司令官でしたから、ほとんど付き合いがなかったのです。
 ハリス司令官、それにアキリーノ司令官は、わたしの良き知友なのに、そのあいだのデービッドソン司令官をほとんど知らないのです。

▼ところが今日1月24日火曜の早朝8時まえに、自由民主党本部に登場してくださいました。
 党の国防部会・安全保障調査会・外交部会の合同会議」です。
 最初にデービッドソン前司令官が「緊迫する東アジア情勢と日米同盟の新時代」と題して、通訳付きで講演をなさり、その後に出席の議員からの質問を、これも通訳付きでお受けになりました。

 
 司会の堀井巌・外交部会長が「この会合の内容は非公開とします」と明言されました。
 したがって、わたしも内容は明かしません。

 ただ、有能な通訳がいらっしゃいましたが、日本の国会議員も世界と同じく直に、国際社会の共通語である英語でやり取りすべきだと考えていますから、英語 ( 正確には米語 ) で司令官に、ふたつに絞って、問いかけました。






( わたしの写真は、護る会メンバーの杉田水脈代議士が、今年もいつもと同じく、知らないあいだに撮ってくださいました )

 ・・・我田引水だと思われるでしょうが、デービッドソン前司令官の答えは、他の質問がすべて日本語と通訳による質問だったのと比べて、早口で、つまり内容が詰まっていて、かつ、ぐんと踏み込んでいるという印象を受けました。
 その質問も答えも、わたしはルールを守りますから、中身は申しません。

▼会が終わったあと、デービッドソン提督を招くために苦労なさった、古い知友の小野寺・自由民主党安保調査会長が「青山さんとの質疑にいちばん意味があった」と仰いました。
 小野寺さんは、変なお世辞を言ったりしないひとです。

 小野寺さんはもちろん、言葉の問題ではなく、質問、答弁いずれも内容のことを言っておられます。
 そのうえで、日本の国会議員が世界と直に話せないようでは、日本が世界に取り残されるという深刻な問題は、あえて率先して克服していきたいと考えます。



 
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