2023-05-27 00:43:26
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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わたしは書きたい 祖国と世界を良くしたい それだけです
▼思いがけず国会議員となってから、ことし7月で満7年になります。
民間の専門家時代と比べて、海外出張は激減しました。
それでも、たとえば今年だけでも、1月は17日間で7カ国を回り、50度以上の気温差を超えて仕事をし、5月は、真珠湾の米軍司令部を再訪して台湾有事を議論しました。
これらはすべて、自主・自費の海外出張です。
7年のあいだ、公費での海外出張は極端に少ないのです。
先日、自由民主党の最高幹部のひとりが「冷遇していて、悪いね」と何気なく仰いました。
この著名政治家の本音が、思わず漏れた、瞬間でした。
あー、確かに冷遇されていて、公費での海外出張の機会もほとんど無いなと、あらためて思ったのでした。
しかし、すべては自分自身で選んでいる道、生き方です。
何も問題ありませぬ。
▼写真は、議員となってわりあい日の浅いときに、参議院から派遣された欧州出張です。
ぼくの本来の専門分野は、安全保障、外交、国家危機管理、そして資源エネルギーです。
このうちエネルギーについて、参議院の調査会で質問する内容が与野党の関心を呼び、調査会の当時のトップから指名されて、欧州でのエネルギー調査団の一員に加えられたのでした。
調査は、核融合から風力発電、太陽光発電、地熱発電におよび、訪問国もフランス、イタリア、スペイン、そしてアフリカに渡ってモロッコを回りました。
写真は、南仏に建設中の核融合炉ですね。日本も、誇りを持って、参加しています。
この出張のとき、これからこうやって公的な派遣の海外出張もあるのだろうなと思ったら、その後、ばったりと絶えたのでした。
同期議員も後輩議員も、どんどん公費の海外出張に出ていますが、ぼくには、ありませぬ。
「自由民主党を中から変える」と公言し、衆参両院の自由民主党議員86人を擁する議員集団「日本の尊厳と国益を護る会」 ( 護る会 ) の代表を務め、そして党内で絶讃の嵐のG7広島サミットも公開動画「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」で公然と批判する、こうした生き方をしていれば、主権者・国民の眼には見えないところで、上手なやり方で「冷遇」されるのは、自明の理です。
それは、前述したとおり、おのれが選んだ道です。
▼上の2枚の写真は、そのほぼ唯一の公費出張で訪れたマルセイユです。
民間の専門家の時代に訪ねたマルセイユを再訪して、超党派の議員と共に港に面した山上に登りました。
すると・・・シャトー・ディフ ( Château d'If ) が海の上に見えたのです。
マルセイユ沖合の島にあるお城ですね。
そうです、デュマの世界的ベストセラー小説「モンテ・クリスト伯」 ( 別名・巌窟王 ) の舞台ですね。
ぼくは、ある感慨を込めて、眺めました。
俺は、あくまでも、国会議員の公務と作家の仕事を、いずれも最高水準を目指して両立させる、それを最期まで貫くぞ。
巌窟王の島と城に出逢って、そう考えたのでした。
▼マルセイユ港の夕陽です。
自費の海外出張が連続するなか、献金ゼロ、パーティもゼロ、支持団体ゼロ、後援会無し、後援会長も置かずの生き方も変えませんから財政的な破綻も迫りますが、民間の専門家時代から歩いてきた世界の夕陽、そして朝陽は、胸のなかで輝いています。
おそらくは問題視もされている「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」は、最新の第525放送「恐怖の三人」をここにアップしています。
その動画のコメント欄について、「自分のコメントが非表示にされた」という苦情が時折、この個人ブログに届きます。しかし、ぼくは動画のコメント欄に一切、関与していません。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」については、動画そのもので話すことだけを、毎週、行っています。主権者のみなさんに発信する責務のひとつとして、それを行います。
一方、撮影も編集もアップ作業も、これらはすべて信頼関係のある職業チームにお願いしています。コメント欄というのは、そのアップ作業の一環であり、ぼくは関わりません。
この動画のスポンサー料を、ぼくが1円も受け取らないことと、これは表裏一体です。
撮影・編集・アップ作業のチームが、スポンサー料を受け取っておられます。
「スポンサー料からコスト分だけチームに渡して、残りは自分が受け取る」ということも、決してしません。そんなことは一切、考えません。前述のとおり、主権者への責務の一環として、動画で話しているからです。
日々、さまざまな誤解もやってきます。
それは、顔も名前も晒して活動している以上は、つきものだですから、淡々と達観しています。
ちなみに、ぼくが今夜も苦しんで戦っている薬害とは、急ぎで受診したある医師から出された風邪薬によるものです。その風邪薬が、間違っていたということです。
不運は不運ですが、急ぎの受診をお願いした、ぼく自身の責任だと、ごく平静に考えています。
ふだんから危機の時に診てもらっている名医から、「風邪薬のはずが、薬害を起こしています。風邪という ( 先に診た医師の ) 診断そのものは正しいです。武漢熱でもインフルエンザでもありません。またこの薬害は、コロナワクチンの接種とまったく関係ありません」という診断を得ています。
その風邪は、とっくに完治しています。
あとは、ぼく自身の心身が持つ潜在力の勝負だと考えています。
★今いちばん、読んでほしい自著は、命の滴を注ぎ込んで書いた物語文学の「夜想交叉路」です。
ここにあります。
次作も小説を書きたい気持ちを、いったんぐっと飲み込んで、いまの時代に書くべきノンフィクションに着手しています。
しかし現在は、夜更けも、未明も、すべて公務に捧げていて、ただの1行も書く時間がありません。
それでも、いつか、1字づつ、1行づつ、ふたたび書けるようになると信じています。