Home > 記事一覧 > 最後の10秒まで使って伝えようと決心していたら、若い日本のお母さんの、最高の言葉に出逢いました ぼくだけが出逢ったのじゃない、その場のみんながその言葉の深い意義に接したのでした
2023-08-13 04:12:35
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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最後の10秒まで使って伝えようと決心していたら、若い日本のお母さんの、最高の言葉に出逢いました ぼくだけが出逢ったのじゃない、その場のみんながその言葉の深い意義に接したのでした
▼きのう8月12日土曜は、自由民主党の三重県連が主宰する「三重政治大学院」の講師を務めるため、新幹線から名古屋で近鉄線に乗り換えて、県庁所在地の津に向かいました。
新幹線も近鉄も、お盆の大混雑です。
ちょっとこの頃、心身が疲弊しているので、混雑は負担です。
しかし混雑の中には、ふるさとに帰ろう、ご両親や祖父母の待つところへ帰ろうというみなさんもいらっしゃるのです。
ぼく自身はお盆も休みはなく、ふるさとに帰ることもできません。それでも、故郷を目指すみなさんのなかに居るのは、なんだか懐かしいような、ここち良いような気持ちもありました。
▼三重県連の建物に着くと、出迎えてくださった県連の中嶋年規幹事長 ( 三重県議 ) ら県連幹部から「青山さんがこの三重政治大学院に来るのはもう4度目です」というお話がありました。
場所がどこであれ、何回目であれ、当然の責任として毎回、力を尽くして取り組みますが、4回も招いてくださっていることに感謝しました。
会場に入ると、満席です。
事前に拝見した参加者名簿によると、若い世代からご高齢のかたまで幅広くいらっしゃり、また女性も、わりあい多かったです。
▼午後3時に開講し、日帰りで帰るために、津発名古屋行きの近鉄特急の午後5時45分に乗らねばなりません。
自由民主党の三重県連は、近鉄の津駅の近くですが、それでも午後5時35分には出発しないと間に合わないですよと言われていました。
しかし、講演のあとの熱心な質問に答えていると、ぎりぎりを超えてもなお、打ち切れません。
同行の出口 ( いでぐち ) 太・公設政策秘書は、もう駄目です、駄目ですと正しい警告を発しつつ、荷物を持って出入り口に立っています。きわめて妥当な行動です。
それでも最後に、女性の質問をお受けしました。
4歳のお子さんがいらっしゃるという若いお母さんです。
そしてこのように、質問を始められたのです。
「私は今日まで、憲法は変えてはいけないと思ってきました。しかし今日のお話を聴いて、憲法は9条を変えるべきだと考えを変えました」
わたしは・・・疲れも、秘かな鬱屈も、吹き飛びました。
このお母さんの質問に、丁寧に答え切りました。関連する情報も、充分にお伝えしました。そして県連の幹部、出口秘書と一緒に県連の建物を大急ぎで、しかし全員、誰も慌てずに、出ました。
近鉄特急の出発時間まで、あと4分を切っています。
県連の車が出発したとき、出口秘書は「この駅は、駅の中で電車に乗るまでかなりあるので、駅に着いたからといって安心できません」と大切なことを言ってくれました。
これは、こういうとき、ほんとうに重要な情報です。
交通のルールとモラルをあまりに当然ながらしっかり守って駅に着き、そして駅の構内をあくまでも静かに、秩序を乱さずに急ぎ、電車は充分に間に合いました。
ふたたびの混雑のなか、東京での仕事へ戻っていきました。
駅へ落ち着いて同行してくださった県連のみなさん、ありがとうございました。
そして参加者のみなさん、志と熱意を、ありがとうございました。
みなさんと写真撮影ができなかったのが、まことに申し訳なかったです。
しかしおかげで、2時間41分か42分ほどの時間を、主権者と地方議員のみなさんと意義深く、共有することができました。
名古屋で新幹線に乗り、モバイルパソコンを開いたとき、ふっと、深い疲れが顔を出します。
集中したあとの疲労ですが、問題はありませぬ。問題はないのですが、この疲労すら無いのが普段のぼくです。この頃、集中している時間はまったく疲労も何も無いことに変わりはないのですが、終わると、原稿にすぐ戻ることが少しだけ辛かったりします。
肉体ではありませぬ。心の疲労です。その原因はおのれではよく分かっています。信じがたいことをなさる同胞も、広い社会にはいらっしゃいます。
すると出口秘書が「議員は、きょうも2時間40分以上、休まずに話していたんですから、疲れが出ても当然です。ま、独立講演会ではもっと長くて、4時間半とか5時間ですけどね」と言ってくれました。
その通り、2時間半以上、集中していれば、幾ばくかの疲れが出ても、おかしくないですね。
▼何があろうとも、主権者のみなさんへの発信は、ぼくの責務のひとつです。
無条件の公開情報では、この個人ブログ ( ホーム画面はここ。特にホーム画面の下の方、後半をご覧ください ) と、動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」 ( ここです ) が中心です。
限定条件のもとでお伝えする水面下情報では、独立講演会 ( 9月16日@東京をここで今、募集しています ) と、会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR / これです )。
いずれも一切、手抜きなく、やり続けます。
それから、ぼくの本業である書籍です。
最新作の物語「夜想交叉路」は、編集者の努力で、このサイトにしっかり増刷分が補充されました。
動画では、撮影・編集クルーが休まれる日曜以外はほぼ毎日、新しい放送をアップしています。
最新分は、「最低賃金もガソリン代も大間違い」。これです。
若い日本男子、日本女子の協力でつくっているショート動画は、ここで最新分をどんどん公開しています。
▼ところで、三重政治大学院で講演前に、丁寧に講師の紹介をしてくださったとき「ユーチューバーでもある」と紹介されて、ちょっと驚きました。
不肖わたしは動画をアップしていても、ユーチューバーではありませんね。なぜなら、スポンサー料を1円も受け取っていないからです。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」は、第1回放送のアップから3年と1か月弱で視聴は2億5千万回を超えています ( ここをご覧ください ) 。
予想したより多いです。みなさんに深く感謝しています。
しかし、スポンサー料を受け取らないことに、変わりはありません。
講演の最初に、軽くこの件を申そうと思ったのですが、もっと大切なことに集中していたので、すっかり忘れていました。
わはは。