2015-01-10 10:09:34
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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報われずとも
▼宿泊した名古屋のホテルで、テレビの朝の番組から音声が聞こえた。
仕事をしながら見ると、原油安を扱った番組で、解説委員という人が「メタンハイドレートも、シェールガスと同じで深い海の底にあるから、取り出すのにコストが掛かる」と喋っている。
メタンハイドレートは、シェールガスと賦存状況がまるで違う。
また独研 ( 独立総合研究所 ) が見つけた日本海のメタンハイドレートのなかには、新潟県の佐渡沖のように水深わずか100メートルから見つけたものもある。
自分では何もやらずに、何も負担せず苦しまず、安全地帯にいて、新聞や雑誌、ネットを読んだだけで、勝手なことをぺらぺら喋って恥じない。
あるいは書いて恥じない。
それが日本のマスメディアの圧倒的主流派だ。
たとえばアメリカやイギリス、フランス、ドイツのテレビで論じている人の多くは、自分で実地に科学探査はやらずとも、せめて学術論文を専門用語の解読に苦労しながら読み込んだり、専門学会に参加して、われわれ研究者にも話を聴いて、最新の情報を最前線の現場で得ようと日々、汗を流して努力している。
欧米のそうしたことがエライんじゃない。そんなの当たり前なのだ。
資源エネルギーがどうという以前に、人間の生き方として、こうして日本国で「解説委員」という立派な肩書きでしたり顔をしている人が、ほんとうは何者なのか。
メタンハイドレートを長年、一身を削いで、無理な借金も重ね重ねて、海で現実に採掘してきたおかげで、そうしたことがありありと分かるようになった。
▼メタンハイドレートの調査・研究を通じて分かることは、驚くほど多い。
実は資源小国ではない祖国日本の新しい希望から、小役人の正体、大学者の正体、巨大メディアの正体、どんどん芋づる式に分かる。
わたしたちは報われることは無い。
こないだの年末(西暦2014年12月)にも、「日本海で、表層型のメタンハイドレートを初めて発見」、そう大ニュースとしてほぼ全メディア、テレビから新聞まで大々的に報じられた。
わたしたちは日本海で表層型のメタンハイドレートを西暦2004年、つまり10年以上前から実物を採り、それを公開の場、すなわち国際学会、国内の学会で発表し、学術論文を沢山書いては発表し、関西テレビの「アンカー」(水曜版)という報道番組の生放送で写真、動画付きで放送し、どなたでも読める、「希望の現場 メタンハイドレート」、「海と女とメタンハイドレート」といった本でこれも実物の写真付きで書いてきた。
そもそも「表層型メタンハイドレート」という言葉自体が、政府と東大がそれまでやって来たタイプのメタンハイドレートと区別して、こうした歩みのなかから創られた科学用語だ。
後者は今では、「砂層型メタンハイドレート」と呼ばれている。
表層型は、その名の通り、海底の表面にも露出していることがあり、純度が高い。
砂層型は、深い海の、さらにその海底下の堆積物の中に埋もれて、分子レベルで砂と混じり込んでいる。
これを日本のマスメディアは全く知らないか、あるいは知っていても当然のごとく無視し、昨年末に政府が「政府としては初めて日本海で表層型メタンハイドレートを発見」とやっただけで、そのお上の発表だけを元に「日本海で初めて発見」と報じて、数多くの国民、つまり「水曜アンカー」を見続けてきた視聴者らから強い抗議を受けて、それでも今なお何も恥じない。
メディアも、われわれと同じ民間なのに、「民間のやることは無視して良い」、「ましてや独立総合研究所などというちいさな民間の研究機関の研究成果など全くなかったことにして問題ない」という本音がバレバレである。
記者出身者のひとりとして言う。
こんなマスメディアを許す限り、ふつうの日本国民が公平な情報を得ることができず、祖国は甦らない。
▼わたしたちは報われずとも、こうした現実を骨身に沁みて、よく把握することができた。
きょうも明日も、その現実をこそ、ど真ん中の情報をこそ、ふつうの国民に伝えていく。
しかしやがて、その伝えることも難しくなっていくだろう。
いずれ、それがみなさんに分かる時も来る。
けれども、本を出したりはかろうじてできるかも知れない。
その意味でも、「ぼくらの真実」(扶桑社)を今、ぱらぱらとでもいいから、手にとってみていただきたいと切に、願う。
この書のタイトルにある「真実」とは、そういう意味もまた、込めているから。
仕事をしながら見ると、原油安を扱った番組で、解説委員という人が「メタンハイドレートも、シェールガスと同じで深い海の底にあるから、取り出すのにコストが掛かる」と喋っている。
メタンハイドレートは、シェールガスと賦存状況がまるで違う。
また独研 ( 独立総合研究所 ) が見つけた日本海のメタンハイドレートのなかには、新潟県の佐渡沖のように水深わずか100メートルから見つけたものもある。
自分では何もやらずに、何も負担せず苦しまず、安全地帯にいて、新聞や雑誌、ネットを読んだだけで、勝手なことをぺらぺら喋って恥じない。
あるいは書いて恥じない。
それが日本のマスメディアの圧倒的主流派だ。
たとえばアメリカやイギリス、フランス、ドイツのテレビで論じている人の多くは、自分で実地に科学探査はやらずとも、せめて学術論文を専門用語の解読に苦労しながら読み込んだり、専門学会に参加して、われわれ研究者にも話を聴いて、最新の情報を最前線の現場で得ようと日々、汗を流して努力している。
欧米のそうしたことがエライんじゃない。そんなの当たり前なのだ。
資源エネルギーがどうという以前に、人間の生き方として、こうして日本国で「解説委員」という立派な肩書きでしたり顔をしている人が、ほんとうは何者なのか。
メタンハイドレートを長年、一身を削いで、無理な借金も重ね重ねて、海で現実に採掘してきたおかげで、そうしたことがありありと分かるようになった。
▼メタンハイドレートの調査・研究を通じて分かることは、驚くほど多い。
実は資源小国ではない祖国日本の新しい希望から、小役人の正体、大学者の正体、巨大メディアの正体、どんどん芋づる式に分かる。
わたしたちは報われることは無い。
こないだの年末(西暦2014年12月)にも、「日本海で、表層型のメタンハイドレートを初めて発見」、そう大ニュースとしてほぼ全メディア、テレビから新聞まで大々的に報じられた。
わたしたちは日本海で表層型のメタンハイドレートを西暦2004年、つまり10年以上前から実物を採り、それを公開の場、すなわち国際学会、国内の学会で発表し、学術論文を沢山書いては発表し、関西テレビの「アンカー」(水曜版)という報道番組の生放送で写真、動画付きで放送し、どなたでも読める、「希望の現場 メタンハイドレート」、「海と女とメタンハイドレート」といった本でこれも実物の写真付きで書いてきた。
そもそも「表層型メタンハイドレート」という言葉自体が、政府と東大がそれまでやって来たタイプのメタンハイドレートと区別して、こうした歩みのなかから創られた科学用語だ。
後者は今では、「砂層型メタンハイドレート」と呼ばれている。
表層型は、その名の通り、海底の表面にも露出していることがあり、純度が高い。
砂層型は、深い海の、さらにその海底下の堆積物の中に埋もれて、分子レベルで砂と混じり込んでいる。
これを日本のマスメディアは全く知らないか、あるいは知っていても当然のごとく無視し、昨年末に政府が「政府としては初めて日本海で表層型メタンハイドレートを発見」とやっただけで、そのお上の発表だけを元に「日本海で初めて発見」と報じて、数多くの国民、つまり「水曜アンカー」を見続けてきた視聴者らから強い抗議を受けて、それでも今なお何も恥じない。
メディアも、われわれと同じ民間なのに、「民間のやることは無視して良い」、「ましてや独立総合研究所などというちいさな民間の研究機関の研究成果など全くなかったことにして問題ない」という本音がバレバレである。
記者出身者のひとりとして言う。
こんなマスメディアを許す限り、ふつうの日本国民が公平な情報を得ることができず、祖国は甦らない。
▼わたしたちは報われずとも、こうした現実を骨身に沁みて、よく把握することができた。
きょうも明日も、その現実をこそ、ど真ん中の情報をこそ、ふつうの国民に伝えていく。
しかしやがて、その伝えることも難しくなっていくだろう。
いずれ、それがみなさんに分かる時も来る。
けれども、本を出したりはかろうじてできるかも知れない。
その意味でも、「ぼくらの真実」(扶桑社)を今、ぱらぱらとでもいいから、手にとってみていただきたいと切に、願う。
この書のタイトルにある「真実」とは、そういう意味もまた、込めているから。
青山繁晴さん 当選に期待。【原田 靖泰】
2016-07-15 01:17:19
文春ごときに遅れをとることなくぶった切ってください。
東京地検に正面から取り組んで欲しい旨メールを送りました。
期日前投票には初日に行き漢字でフルネームで書き、書き損じが無いか数回見直し投函しました。
国会の投票に際しては、もし反対であるならば反対であることを主張したうえで党議拘束に従っていただきたいと思います。
それこそが、ご自身の選択したことであり、多々、耐えがたきを耐え忍び難きを忍びながら、外務省を変え、経産省を変え、自民党の議員を変え、拉致被害者の方々の救出に尽力いただき、自国を守れる国に国民も憲法も変えてください。
小生61歳の若輩者で、3年前に頸椎損傷、四肢麻痺の状況に至り、一生寝たきりかもと宣告されましたが6か月のリハビリの後に自立に近い生活が出来るようになり昨年は和歌山の通称 障害者国体 にも参加させて貰える程になりました。今も痛み止めを飲みながらの毎日ですが、ここまでの回復に一番効いたのは多分 ドラッグアオヤマ かもしれません。四国は愛媛県の在住で選挙演説は行けませんでしたが、近くであったなら、車椅子でボクソコを携えて参加できたのに...と残念ですが、次なる機会を楽しみにしております。刷り込みを剥すのは大変ですが、日本を宜しくお願いします。