▼6月10日日曜の夜10時20分ごろ、新潟県の新知事に花角英世さんの当選確実が放送メディアから出ました。
　当確には過去、間違いもあったし、オールドメディアならではの問題もあるけれど、実は今日は終日、さまざまな投票所の様子 (もちろん投票所内ではなく出口調査の様子) をぼくなりのルートで丁寧にウォッチしていましたから、当選で間違いないと考えました。
　ぼくは今日、伊勢に居たのです。
　神宮への正式参拝のためです。
　新潟と日本の今とこれから、そしておのれの責任を考えつつ、新潟のみなさんの投票ぶりを遠くから拝見し、分析も致していました。

　その結果、午後4時12分に「花角候補が勝つのではないか」と最初のささやかな見解を中立の立場の公人に送り、午後4時33分に「投票率が上がって花角候補が勝つのなら、意義が百倍です」と送り、午後5時49分に「花角候補の勝ち」と送りました。相手先はいずれも、中立の立場のひとりの公人です。
　公人はこれを、じっと慎重に聞いていました。
(これは、ぼくとこの中立的立場の公人との間の個人的情報交換だけであり、その連絡方法も決して外に漏れない方法ですから、まだ途中である投票に影響を与えることは、あまりに当然ながら絶対にありません)
　そのおよそ4時間半後の「当確」でした。

▼まず何よりも、新潟県民と地域のために賢い選択をなさった有権者のみなさまに、深い敬意を表します。
　それは他の候補に投票なさった方々が、今後、意見の違いを乗り越えて新潟と日本海側と日本全体の前進に手を組める方は手を組んでくださるであろうことも含めての敬意です。
　そして、新潟の計6か所 (魚沼市、小千谷市、五泉市、阿賀野市、阿賀町そして新潟市) でささやかに応援演説を行ったとき、真剣に、熱く聴き入ってくださった新潟県民のみなさん、また遠い県外からも駆けつけてくださって聴衆となり、それだけではなくて新潟県内の知友に直接、話してくださったり、SNSなどを活用して話し合ってくださったりのみんな、深々と頭を下げて感謝を申しあげ、そのひとりひとりのこころに赤い薔薇の花を捧げます。

▼特に、おとどしのぼく自身の選挙と同じく、特定の政党や団体に属さない人、自由民主党が嫌いなひと、そしてとても若い人からとてもご高齢の方までが、不肖ぼくの呼びかけで考えてくださったことを、ありありと感じています。
　西暦2016年のぼくが立候補した参院選、2017年の各地を応援に回った衆院選、そして2018年の熱い新潟知事選、そのほかの応援も含めて、素晴らしい連帯の歓びをみんなと共に知りました。

▼さぁ、これからです。
　当確のあとの花角次期知事の笑顔も最高でした。連携すべきを徹底して連携していきます。
　新潟の海の抱擁する表層型メタンハイドレート、それから生まれるメタンプルーム(メタンハイドレートが海中につくっている巨大な柱。平均スカイツリーぐらいの高さのある豊かな資源そのもの)という日本の建国以来初めての本格的な自前資源、その実用化に向けてじっくり協議します。

★この勝利を、人のために生き人のために死した日本男児、福岡浩・新潟大学教授 (新潟大学災害・復興科学研究所長) の御魂 (みたま) に捧げます。
　福岡先生は、メタンプルームの理論的支柱です。亡くなられても、その地球物理学者としての見解、論考はまったく変わらずに生きています。
　福岡先生の後継者と共に、連携は続きます。それこそが新しい勝負どころです。