On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2010-08-18 08:43:33

8月23日から、お願いします




▼『 忘れたらアカン 拉致被害者の救出を   青山繁晴氏が語る拉致問題 』という講演会が開かれます。
 一般市民によるボランティアの「大阪ブルーリボンの会」主催です。

 きっと秋も深まっているだろう11月の23日、勤労感謝の日(ほんらいは新嘗祭)に、大阪の中之島公会堂で、13時開場、13時30分開演となります。

 横田めぐみちゃんのご両親、横田滋さん、早紀江さんご夫妻と、有本恵子ちゃんのご両親、有本明弘さん、嘉代子さんご夫妻と一緒に、ぼくは登壇します。


▼実は、こう記していて、たいへんに悲しくもあります。
 同じ、美しいたたずまいの中之島公会堂で、同じく横田さん、有本さんのご夫妻をお迎えして、2008年の12月1日に、拉致被害者の全員救出を訴え、考える講演を開いています。
 それから2年近く、なにも進んでいません。同じ壇上に上がられるご夫妻の胸のうち、そしてあの飢餓に満ちた独裁国家に誘拐されたままの同胞(はらから)の毎日の暮らしを思うと、悲痛苦が込みあげてきて、このブログに書き込むことさえ、言いようなく辛く思います。


▼それでも、2008年12月のときには、物凄い数のみなさんが集まってくださり、遠くからも駆けつけてくださり、チケットはとっくに完売しているのに、それでも入りたいというかたが次から次へと押し寄せて、伝統ある中之島公会堂のまわりを取り囲むように列までできて、あとで聞くと警備に当たった大阪府警の警察官も驚いたそうです。

 それが、どれくらい、横田ご夫妻、有本ご夫妻の力になったか。
 講演会のあと、お話したときに、たとえば横田早紀江さん、有本嘉代子さん、この日本の母の、悲しみのなかにも勇気をあらためてみずから鼓舞されている深い表情が、ぼくの魂に残っています。
 それに、ぼくも勇気づけられ、再び登壇します。


▼今回のチケットは、8月23日から「チケットぴあ」のみで発売される(Pコード617-751/ぴあ各店舗・セブンイレブン・サークルKサンクス)そうです。
 大阪ブルーリボンの会事務所での直接販売・郵送販売は今回はないそうです。

 みなさん、どうか再び立って、結集してください。
 ブルーリボンに込められた日本海の青、空の青をつたって、同胞に、わたしたちの志が伝わることを、こころの底から願って。




(※ポスターの写真が小さくて、分かりにくくて申し訳なく思います。
 ただ、横田ご夫妻、有本ご夫妻の写真より、ぼくの写真が大きいポスターになっているので、ごめんなさい、小さいままにさせてください。
 ポスターを制作された大阪ブルーリボンの会としては、当然のレイアウトだと思います。
 ただ、ここは、ぼくの個人ブログ、地味ブログなので、わがままをさせてください。主役は、両ご夫妻です。ぼくは、ぼくのささやかな責任を果たします)


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