On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2013-09-11 22:06:53

お別れです



▼書くまでもないかなと思い、そのままにしていたのですが、独研(独立総合研究所)のYO秘書(同行担当)によれば「楽しみにしていた人も実は多いですよ」ということなので、ごく簡潔にお知らせしておきます。

 ときどきBSジャパンという日経新聞系の衛星放送の報道番組に参加していました。火曜日の夜の生放送ですね。
 先日、びっくりするぐらい沢山の関係者がお見えになり、「日経新聞の記者による解説や分析を番組の中心に据えるという新しい方針を言い渡された」ということで、ぼくの参加は、なくなりました。

 関係者のおひとりは「また、お願いすることにもなると思うので、すこし時間をください」とおっしゃって、待っていてくださいという趣旨の話をされましたが、ぼくは「参加しないのであれば、詳しいお話をお聞きする必要はありません」と応えて、せっかくお見えになった方々には申し訳なかったですが、ごく短時間で退席しました。


▼すでに、ご存じの方も多いと思いますが、ぼくはテレビ番組への参加で生活しているのでは全くありません。
 必要とされるところがあり、志に通じるものがあれば参加するだけのことで、こちらから売り込んだり、あるいは芸能プロダクションのたぐいに属したり、それらの指示を受けたりすることは決してありません。
 待つも何もないのです。

 ぼくは、ひとりの物書きであり、日本で初めての独立系シンクタンクで危機管理や資源調査の実務を遂行する社長・兼・研究者であり、大学の経済学部で教鞭を執る者です。
 タレントでも評論家でも、コメンテーターを生業(なりわい)とする人でも、ありませぬ。


▼そして、そもそも番組の編成権はテレビ局にあり、番組参加者を決めるのもテレビ局の専権事項です。すなわち、テレビ局が自由に決められます。理由付けは不要です。
 ぼくに何らの決定権もないことを、あれこれ話すことは、あまり意味がありません。
 BSジャパン(だけ)をご覧になっている方とは、これでお別れです。

 また、どこかで、お目にかかりましょう。
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