On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-04-25 11:55:15
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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秘かなる緊迫

▼いま西暦2020年4月25日土曜の午前11時55分です。
 ここ数日の情報に加えて、本日の動きを考え、北朝鮮の金正恩委員長の現状に、拉致被害者の全員救出を願い、携わるひとりとして、たった今あらためて、重大な関心を強めています。

▼先日にCNNが「金正恩委員長は  " grave danger " にある」と報じました。
 ふつうに訳せば、重大な危険、あるいは重大な危機。人の健康に関して言えば、危篤、あるいは重篤と訳してもそうおかしくはない。 grave  の本来の意味は、墓とか死ですから、CNNはそういうニュアンスも伝えようとしたのでしょう。
 ただし、ぼくがこのエントリーの冒頭で述べた情況は、このCNN報道とは全く別ルートの情報によるものです。

▼広く無条件に公開する情報としては、ここまでが、ぎりぎりの限度です。
 客観的にみて、日本政府のインテリジェンスは極めて冷静に、かつ確実なルートをかなり確保して、精確な動きをしていると考えます。
 個人的には、親北朝鮮一色の文在寅政権下の韓国政府の流す情報、あるいはトランプ大統領がトランプさん一流の戦術論で話す言葉は、この件に関しては、ぼくは信任を置いていません。
 ちなみに韓国政府は、要は、金正恩委員長は全く無事、健在そのものであるという趣旨を強調し、韓国のメディアもほぼそれに沿って報じています。トランプ大統領も、それに近い発言をしています。

▼なぜこのブログにて、きょう例外的に、この件に触れたのか。
 同胞、はらからを奪われたままの日本の国民として、わたしたちがみな、事態が動くことに備える必要があるからです。


 
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