On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-08-09 13:10:17
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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尖閣危機、お盆休み、工作国家中国

▼中国は勝手に、すなわち日本の主権を無視して、尖閣諸島とその海を含めた東シナ海の海域について禁漁と、漁解禁の期間を設定しました。
 オールドメディアがよく言う「8月16日から尖閣諸島とその周辺が漁解禁になることに伴い、中国の漁船の動きが懸念される」という16日とは、このことです。
 したがって、注意しないと、こうした表現自体が中国の不当、不法な日本の領土・領海の侵害行為を認めることに繋がりかねません。
 それを自由民主党の部会や、政府への進言の際に、いつも申しています。

▼そのうえで、中国はその大陸東海岸からすでに膨大な数の漁船を出航させて9日目です。
 中国は、上記の勝手にして不法、不当な「尖閣諸島の海でも16日からは中国漁民の漁が解禁だ」という主張を国際社会にアピールするために、16日から何をするか分かりません。
 もともと尖閣諸島の海は、海底にエネルギー資源があるだけではなく、潮流がぶつかりあって高級魚を含め豊かな漁獲のある海域です。

▼そこでぼくと、ぼくが代表を務める護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 / JDI ) は、政府に対して、緊急行動を取るように求め続けています。
 一方で、お盆休みによって政府の機能も一部ですが停止状態となり、苦慮しています。山の日という祝日もあります。

▼それでも明後日8月11日、祝日開けの火曜には、護る会の緊急提言が安倍総理の元に届くように、きょうの日曜も、さまざまに努めています。
 そこから4日後、全国戦没者追悼式が武道館で行われる8月15日は、土曜であっても総理をはじめ、ほぼすべての政府要人が集います。
 ぼくも参加します。この機会も活かして、尖閣諸島の防衛をめぐって政府の中枢に対する働きかけを続けます。

 中国と、その独裁者である中国共産党は、世のほとんど全てについて工作体質です。
 軍部も、戦闘よりも「世論戦、心理戦、法律戦」という「三戦」を掲げています。それはつまりは、他国の主権を侵害する工作によって、日本やアメリカをはじめ主要な国の世論をつくり、心理を動かし、法律を変えてしまうか、中国にとって都合の悪い法律をつくらせないという恐るべき宣言です。
 したがって、日本が、祖先や戦争の犠牲者に尊い祈りを捧げるためにもお盆を休むことをよく知り、その休止期間を巧みに使おうとするでしょう。
 誰かが休まず、起きていなければなりません。

▼ぼく自身は、例年通り、お盆も休みません。
 選挙区も後援会・後援会長も作りませんから、国会議員の地元入りといったことも、全くしません。
 さきほど総理官邸の中枢人物に電話し、尖閣諸島をめぐる緊急提言について、協議しました。

▽新しい動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」では、この尖閣諸島の防衛を語り続けています。
 それはお盆休みも関係なく、8月14日にも収録します。 ( ただしこの日は、長尾敬・護る会副代表をゲストに迎えて、消費減税の議員立法を中心に議論します )
 すべての動画を、いつまでも無償にて、ここでまとめてご覧になれます。
 チャンネル登録をしてくだされば、ぼくも、三浦麻未・公設第一秘書も、支援してくれるチャンネル桜のスタッフも、励みになります。

 ( 新しい動画にスポンサーが付いていますが、このスポンサー料は1円も、ぼくと三浦麻未・公設第一秘書は受け取りません。すべて、撮影と編集、配信を担ってくれているチャンネル桜に入ります。動画を始める前の話し合いにて、ぼく自身がこのようにお願いをし、協議の結果、確定しました。
 ただし、それだけだと、全国比例区選出の参議院議員であるぼくは公選法違反になってしまうので、チャンネル桜が仰るままのギャラを受けます )

▽新動画は当然ながら、すべて公開情報です。
 水面下情報を精確な文章でお伝えする完全会員制のレポート、東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) も配信を休みません。
 TCRは第1号配信から20年と4か月を超えましたが、毎年、お盆休みも年末年始も関係ありません。
 来週には、第1110号を配信します。
 詳しい情報と申し込みはここです。
 あるいはこのボタンを押してくだされば、飛べます。 
お問い合わせフォームはこちら

 レポート毎号のタイトルと小見出しは、どなたでもご覧になれます。このボタンです。最新レポートはこちら
 なぜかこのボタンだけいつも、色が薄くなるのですが、問題はありません。

▽水面下情報をみなさんの眼を見て、質問にも答えつつお伝えするのは、独立講演会です。
 その募集は、もちろんお盆のあいだも継続です。
 9月5日に東京は有楽町で開く第103回独立講演会を募集しています。
 詳しくは、ここです。
 または下掲のボタンを押していただくと、直に、申し込めます。

▽11月11日に出版されることが確定している純文学小説第2作の「わたしは灰猫」の最終作業も続いています。
 表紙のための写真をぼくが撮り、それを表紙の装丁にデザイナーが落とし込んでくださる作業も終わり、装丁のデザインは確定しました。
 ぼくの本の表紙と装丁はすべて、ぼくが原案を作っています。現代美術の個展を開いたように、美術も子どもの頃からのささやかな関心事です。
 たとえばノンフィクションの、書き手のぼくにとっても記念碑のような一冊、「ぼくらの祖国」も、ぼくの原案を元に、新昭彦 ( あたらし・あきひこ ) さんというデザイナーが装丁を完成してくださいました。
 今回のフィクションである「わたしは灰猫」も同じデザイナーです。
 分野を問わず、ぼくの原稿と表紙の原案にこめた魂を、よく分かってくださるのが嬉しいです。
 ぼくの本のデザイナーは、この新さんに限らず、みな、不肖ぼくの本のよき読者であり、原稿だけではなく表紙の原案に込めた気持ちを分かってくださいます。

 いまは、ぼくの執筆した最終原稿がゲラとなっていますから、その直しの段階です。
 なんと、明日の朝10時30分が〆切です。
 もう18年4か月もかけて書いた小説ですから、いまさら直すところがあったら怖いですね。わはは。
 実は、全180ページほどある本の初校ゲラを、まだ見ていないのです。
 今日はこれから、感染症対策を施したうえで、夜の会合もありますから、実際にはそれから帰宅したあとです。
 担当編集者がこのブログを読んだら、いつも通りに仰天なさる、いや、つまり、もうビックリはされないまま、すこし心配はされるでしょうね。
 しかし明朝8時頃までには、完璧に作業を終えます。

 それが再校ゲラになって、いずれ出てきます。
 これを見直したら、もうぼくの手からは離れていきます。

▽実は同時進行で、かつてワニ・プラスから出版した「逆転ガイド ハワイ真珠湾の巻」を新しく新書化して『ワニブックスPLUS新書』として出版する作業も行っています。
 こちらは、言うまでもなくノンフィクションです。
 小説である「わたしは灰猫」に先行して、10月に発刊の予定です。タイトルも全く新しくします。これから考えます。はは。
 何もかもが同時進行なので、逆に、焦っても始まりませぬ。

▽4年続いている音楽番組の「オン・ザ・ロード」 ( 毎週土曜の午後3時からたっぷり2時間、オールジャンルでお届けしています。クロスFM。ラジコがあれば全国で聴けます。ここです。正直、サイトはいま初めて、見ました。ふひ・・・ ) と、チャンネル桜の「青山繁晴が答えて、答えて、答える」もお盆休みはありません。
 よろしければ、どうぞ。にこり。





 
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