On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-10-15 19:15:58
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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『イージス・アショアの中止、そのあとをどうするか、元将軍が結論を提示』   国会閉会中の夕方には、常識的には、議員はあまり国会に居ないはずですが・・・



・・・実は、そんなことは全くありません。
 正直、野党のかたがたについては分かりませんが、少なくとも護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の議員は沢山、国会に居ます。

▼自由民主党の本部で、きょう10月15日木曜もまた国防議連が開かれました。
 イージス・アショアの中止によって生じた、日本の防衛の新たな危機に対峙するための会合です。
 ぼくが発言していますが、ぼくの居る列の左右はずらり、護る会のメンバーが揃っています。会の幹事長も副代表も幹事も揃い踏みでした。

▼自由民主党の議員だけで構成する国防議連はこれまで、海上自衛隊や航空自衛隊の幕僚長や自衛艦隊司令官、イージス艦の艦長といった退役将軍や退役佐官に生々しい意見、現場からの識見をお聴きしてきました。
 防衛省も、幹部がぼくに本音で「驚いています」と語るほどの熱心な、徹底的な連続開催です。国防議連の衛藤征士郎会長、佐藤正久事務局長ら幹部陣の努力の賜物です。
 ぼくらヒラメンバーの側も、毎度、ほぼ同じ顔ぶれですが、欠かさず出席しています。護る会のメンバーが圧倒的に多いということは・・・現実のままに申して、あります。

▼きょうは「議論の総括のためのヒヤリング」として、杉本正彦・元海上幕僚長へのヒヤリングでした。
 この国防議連が開かれる前に、きょうの午後、防衛省の中でも専門家集団と呼べるひとびとが、議論に来られました。
 これは、国防議連 ( つまり任意の議員グループ ) のためではなく、明日の国防部会 ( つまり党の正式機関 ) での議論に備えるためでした。
 ぼくは国防部会の役員ではありませんが、官庁は防衛省に限らず、部会などで多く発言する議員のところには、こうやって議論にやって来ます。
 一般的にはレクチャーというやつの一種ですね。
 官僚が水面下で、手強いと思った国会議員を説き伏せておく、味方に付けておくためのものをオールドメディアはレクチャーと呼んでいます。

 しかし、ぼくは全くそのように受け止めていませんし、実際のやり取りも、世界第一級のシンクタンクではある官僚軍団、行政官たちと真っ正面から、まさしく対等に議論しています。
 このやり方もまた、「異業種のひとよ、出でよ」といつも呼びかけていることの一環です。
 こういう新しい国会議員のやり方があるというテストケースを、一身を呈して実行しているつもりです。

▼上掲の写真のぼくは何を問うたか。
 杉本元幕僚長は、そして防衛省は、何をどう答えたか。
 それは、明日の金曜に収録する「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」でお話しします。

 しかし、端的な結論は、ここで示しておきます。
 杉本・元海将という聡明なリーダー ( 国際社会では、退役海軍大将 ) の意見は、 ( 1 ) イージス・アショアの中止について、アメリカに違約金を払う ( 2 ) つまり、イージス・アショアの装備を洋上などに流用しない ( 3 ) 最新式のBMD ( 弾道ミサイル防衛 ) イージス艦を新たに2隻、導入する ( 4 ) このイージス艦増加によって海上自衛官が足りなくなることは、政治が解決すべきーという意見だとぼくは受け止めました。

 国防議連は与党の一角ですから、単に議論しているだけではなく、政府に提言をします。
 その提言に、この杉本さんの明確な結論は、一定の影響は与えるでしょう。
 さて、ぼくはどう考えるか。
 それはまさしく動画の中でお話しします。無条件の公開情報として、お話しします。





 
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