2020-10-20 00:09:37
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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次の感染症にも備える・・・たとえば中国で起きた肺ペストを考える
▼もう日付が変わりましたが、きのう10月19日月曜にアップした「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」、その第45回放送のなかで、次の感染症にも備えるということに、ほんのすこし触れています。
▼まず、『次の』と、このエントリーのタイトルでも記していますが、実際には、ひとつの感染症が収束して次に、となるとはまったく限らなくて、同時進行が十二分にあり得ます。
たとえば、中国で肺ペストが起きたということも、知っておく必要があります。
昨年の11月、つまり武漢熱が始まる直前に、中国で2人が肺ペストと分かり、北京市内の病院で治療を受けていることが明らかになりました。これは中国政府が自ら公開した情報です。
肺ペストは、3種類あるペスト ( 黒死病 ) のなかでも、もっとも劇症型であり致死性が高いのです。
病気の歴史が長いために、現在は、抗生剤を早期に投与すれば治癒が期待できます。一方で、投薬が遅れれば、ほぼ確実に死に至ります。
ペストが発生しているのは、公平に申して、中国だけではありません。
コンゴ民主共和国 ( 旧ザイール ) 、マダガスカル、ペルー、そしてアメリカでも発生しています。
全体に、まだ少しづつではありますが世界で増える傾向にあると言えます。
▼問題は、今回の武漢熱で明らかになった中国の隠蔽体質が、ペストについては顔を出さない、そんな保証はないということです。
中国では、上記の肺ペストに加えて、腺ペストの発生も起きています。
独裁国家に、他国の日本やアメリカが、隠蔽体質を変えてくださいと言っても、おいそれとは変えません。
またWHOは、これも武漢熱で明らかになったように、中国に異様に甘い、少なくともWHOの事務局長は中国を正当化するばかりという非常に困った現実があります。
したがって、中国とWHOへの働きかけを続けつつも、あらかじめ日本社会で備えることは不可欠です。
▼肺ペストの脅威は凄まじいです。
誰でもご覧になれる国立感染症研究所のHPにも、その脅威は明記されています。
ちょっと表現が難しいので、ぼくの責任で、要点を整理して下掲します。
▽ 肺ペストは最も危険なタイプである。肺ペスト患者は、血痰などを排出する。この患者が感染源となり,ヒト-ヒト間で飛沫感染が起こる。
▽ 潜伏期間は通例2~3日であるが,最短12~15時間という例もある。
▽ 肺ペスト発病後は通常24時間以内に死亡する。
▽ 症状は、強烈な頭痛、嘔吐、40℃前後の高熱、急激な呼吸困難、真っ赤な泡立った血痰。
▼一般国民はどうするか。
上記のように、飛沫感染しますから、現在の武漢熱と同じ感染症対策をとることが中心です。
ただし、毒性が武漢熱より遥かに強いので、上記のような症状が万一、あらわれたら、即座に、間髪を容れない素早さで救急車を呼び、その際に「ペストの可能性がある」と必ず伝えることです。
★今夜に、ぼくがなぜこれを書くか。
今後の感染症を考えると、強毒性の感染症の登場、あるいはすでに潜伏している強毒性感染症の顕在化を、ずっと警戒しているからです。
恐れすぎてはいけません。
強毒性の感染症は、非常に恐ろしい一方で、上記のとおり症状が明確に顕れます。
もしも出たら、マサカと思わずに、すぐに最悪の場合を考えて、迷わずに救急車を呼ぶことです。もう一度申しますが、その際に「ペストの恐れがあります」と必ず、伝えてください。当然、根拠を聞かれますから、上記の国立感染症研究所のHPにある症状と似ているなら似ていると、はっきり伝えてください。
▼感染症について、ぼくは危機管理の立場から対峙しています。
したがって、無益な社会的パニックを起こさないことも、任務の極めて大切な中軸です。
そのために、中国の肺ペスト発生をめぐっては、中国が公表した患者数が少ないこともあって、公開の場での発言を一切、控えてきました。
また前述のように、とにかく発生自体は、中国が公表しました。その公表が、必要な情報をちゃんと含んでいるか、真実のみを語っているかは、まったく当てになりません。同時に、発生の全部が隠蔽されているとは今のところ言えないわけですね。
そこで、ぼくも含めて多くの専門家 ( 危機管理、あるいは公衆衛生、感染症などそれぞれの分野の専門家 ) がまだ、様子を見ている段階です。
そのこと自体は変わっていませんが、武漢熱クライシスが起きたために、個人個人の取れる対策について、その重要性やノウハウがかなり賢い日本国民に浸透してきたと考えます。
したがって、そうした個人でもやれる対策が、武漢熱よりもっともっと恐ろしい感染症が仮に、万一、拡大を始めても、有効であることを今、この機会にこそ知っておいてほしいのです。
だから、今夜は決断して、述べました。
感染症は、いかなるものも、公的な対策だけでは防げません。個々人の対策が必ず、必要です。
それは逆に申せば、個人でもやれることがかなりあるということです。
蛇足ながら、ぼくは民間時代からの危機管理の仕事としても、また議会人の仕事としても、公的な対策、備えに力を尽くします。
▼まず、『次の』と、このエントリーのタイトルでも記していますが、実際には、ひとつの感染症が収束して次に、となるとはまったく限らなくて、同時進行が十二分にあり得ます。
たとえば、中国で肺ペストが起きたということも、知っておく必要があります。
昨年の11月、つまり武漢熱が始まる直前に、中国で2人が肺ペストと分かり、北京市内の病院で治療を受けていることが明らかになりました。これは中国政府が自ら公開した情報です。
肺ペストは、3種類あるペスト ( 黒死病 ) のなかでも、もっとも劇症型であり致死性が高いのです。
病気の歴史が長いために、現在は、抗生剤を早期に投与すれば治癒が期待できます。一方で、投薬が遅れれば、ほぼ確実に死に至ります。
ペストが発生しているのは、公平に申して、中国だけではありません。
コンゴ民主共和国 ( 旧ザイール ) 、マダガスカル、ペルー、そしてアメリカでも発生しています。
全体に、まだ少しづつではありますが世界で増える傾向にあると言えます。
▼問題は、今回の武漢熱で明らかになった中国の隠蔽体質が、ペストについては顔を出さない、そんな保証はないということです。
中国では、上記の肺ペストに加えて、腺ペストの発生も起きています。
独裁国家に、他国の日本やアメリカが、隠蔽体質を変えてくださいと言っても、おいそれとは変えません。
またWHOは、これも武漢熱で明らかになったように、中国に異様に甘い、少なくともWHOの事務局長は中国を正当化するばかりという非常に困った現実があります。
したがって、中国とWHOへの働きかけを続けつつも、あらかじめ日本社会で備えることは不可欠です。
▼肺ペストの脅威は凄まじいです。
誰でもご覧になれる国立感染症研究所のHPにも、その脅威は明記されています。
ちょっと表現が難しいので、ぼくの責任で、要点を整理して下掲します。
▽ 肺ペストは最も危険なタイプである。肺ペスト患者は、血痰などを排出する。この患者が感染源となり,ヒト-ヒト間で飛沫感染が起こる。
▽ 潜伏期間は通例2~3日であるが,最短12~15時間という例もある。
▽ 肺ペスト発病後は通常24時間以内に死亡する。
▽ 症状は、強烈な頭痛、嘔吐、40℃前後の高熱、急激な呼吸困難、真っ赤な泡立った血痰。
▼一般国民はどうするか。
上記のように、飛沫感染しますから、現在の武漢熱と同じ感染症対策をとることが中心です。
ただし、毒性が武漢熱より遥かに強いので、上記のような症状が万一、あらわれたら、即座に、間髪を容れない素早さで救急車を呼び、その際に「ペストの可能性がある」と必ず伝えることです。
★今夜に、ぼくがなぜこれを書くか。
今後の感染症を考えると、強毒性の感染症の登場、あるいはすでに潜伏している強毒性感染症の顕在化を、ずっと警戒しているからです。
恐れすぎてはいけません。
強毒性の感染症は、非常に恐ろしい一方で、上記のとおり症状が明確に顕れます。
もしも出たら、マサカと思わずに、すぐに最悪の場合を考えて、迷わずに救急車を呼ぶことです。もう一度申しますが、その際に「ペストの恐れがあります」と必ず、伝えてください。当然、根拠を聞かれますから、上記の国立感染症研究所のHPにある症状と似ているなら似ていると、はっきり伝えてください。
▼感染症について、ぼくは危機管理の立場から対峙しています。
したがって、無益な社会的パニックを起こさないことも、任務の極めて大切な中軸です。
そのために、中国の肺ペスト発生をめぐっては、中国が公表した患者数が少ないこともあって、公開の場での発言を一切、控えてきました。
また前述のように、とにかく発生自体は、中国が公表しました。その公表が、必要な情報をちゃんと含んでいるか、真実のみを語っているかは、まったく当てになりません。同時に、発生の全部が隠蔽されているとは今のところ言えないわけですね。
そこで、ぼくも含めて多くの専門家 ( 危機管理、あるいは公衆衛生、感染症などそれぞれの分野の専門家 ) がまだ、様子を見ている段階です。
そのこと自体は変わっていませんが、武漢熱クライシスが起きたために、個人個人の取れる対策について、その重要性やノウハウがかなり賢い日本国民に浸透してきたと考えます。
したがって、そうした個人でもやれる対策が、武漢熱よりもっともっと恐ろしい感染症が仮に、万一、拡大を始めても、有効であることを今、この機会にこそ知っておいてほしいのです。
だから、今夜は決断して、述べました。
感染症は、いかなるものも、公的な対策だけでは防げません。個々人の対策が必ず、必要です。
それは逆に申せば、個人でもやれることがかなりあるということです。
蛇足ながら、ぼくは民間時代からの危機管理の仕事としても、また議会人の仕事としても、公的な対策、備えに力を尽くします。