On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-10-29 13:18:03
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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真昼の初体験

 朝早くに経済産業部会の初会合が開かれた自由民主党本部から、国会議事堂に急いで移り、議員総会、本会議と経て、食堂で公設政策秘書さんと昼ご飯を食べていたら、本会議再開の予鈴が鳴ってしまいました。
 しっかり食べるのも体力のうちだから、予鈴を聞きながら、なんとか詰め込みます。
 本会議の予鈴は、5分前のアラームです。
 それが鳴る前は本会議場には入れないし、鳴ったら、その5分というか、4分59秒の間に本会議場に入らないといけません。
 5分後きっかりに、本鈴が鳴ります。
 予鈴、本鈴とも、政治記者の時代から『ちょっとビックリするほど大きくて、しかも長いあいだ鳴っているなぁ』と感じていましたが、当事者の議員になってみると、もっと凄まじい音に聞こえます。

 その凄まじい予鈴を聴きながら、慌てず騒がず、豚の定食を全部、食べ終わりました。キャベツも、ぼくのために命を捧げてくれた豚も、味噌汁も、美味しかった。
 本会議の神聖なベルを聴きながら、お昼をいただく。
 なかなか得がたい体験、初体験だニャアと思っていたのでありました。

 充分に余裕を持って、本会議場に入り、着席すると、さすがに胃がやや傾いている感じ。胃は強いので、ひっくり返るまではいかない。だけど、ちょいビックリしている感じ。
 睡眠を取る時間がないのも合わせて、身体に悪いことは何でもしているよねぇと思いました。ふふ。

 隣の席の議員が「お昼、食べられましたか? 食べられなかったですよね」と仰ったので、「身体に悪いことは何でもしていますよねぇ」と思ったとおり言ってしまったら、はてな? という感じでした。
 あ、夜はしっかりお休みですね、うらやまし、しかしそれが正しいですねと思ったのでした。

 決して表に出ることはなかった? ぎーんの実生活です。




 
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