On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-11-18 04:50:59
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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意外なことに「わたしは灰猫」は・・・

・・・発刊後、1週間を経ずして、きのう増刷が決まりました。発刊から6日目のことですね。
 もともと初版の部数が非常に少ないですから、大した話ではありません。
 また増刷の部数も、ごく少ないです。
 ただこれで、読みたいというかたに迷惑をかけることが、ほんのすこしでも減るかなと、そこはいくらかホッとしています。

 ウエブ書店では、紀伊國屋書店がかなり積極的に在庫を置いてくれているようです。
 もちろん紀伊國屋書店に何も頼まれてはいません。なんのお付き合いもありません。

 それで思い出したのですが、担当の編集者がゆうべ、プロの書店員さんの読後感想メモをいくつか送ってくれました。
 感激しました。励まされました。
 この編集者さんは「わたしは灰猫」のぼくの生原稿を一読されてからずっと、本気のファンで居てくださって、ネタバレ、ネタばらしを含むネット上のいろんな妨害にも遭いながら、めげずに頑張ってくださっています。

 このブログにいただく、みなさんからのありのままの読後感想コメントにも、もの凄く、感動しています。
 何人ものかたが「登場人物が、この日本のどこかに、自分と実際に同時代を生きているとしか思えなくなりました」という共通する趣旨を書いてくださっていて、それは、書き手であるぼくの感覚とそっくり重なります。
 それは、夢のように嬉しい初体験です。

 みなさん、あらためまして、おはようございます。
 今日もまた、あの登場人物たち、日本の女性、男性と共に静かに、強く、生きていきましょう。

 ぼくは今朝も、早くに自宅を出て、自由民主党の本部で開かれる「コロナウイルス感染症対策本部 感染症対策ガバナンス小委員会」 ( 正式名称 ) に参加します。
 これは、ぼくの盟友のひとり、武見敬三参議院議員が、武漢熱に立ち向かうキーになる小委員会として取り組んでおられます。護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の外にも、盟友は少なからず居ます。
 武漢熱をめぐる情況は、日本でもさらに苦しむひとが増えています。同時に、海外の同胞、はらからは、日本よりさらに悪化する武漢熱の拡がりのなかで苦しみ続けておられます。
 武漢熱の被害について海外の日本国民が長らく放置されているに等しいことを改善するよう、きのうも、ぼくはふたつの取り組み、交渉をしました。第三次補正予算案にこの支援も食い込む、いや盛り込まれるように、政府と党の内部を歩いています。
 食い込む、と書いたのは妙な日本語です。しかし実態としては、なんとか食い込ませるという気持ちでやらないと、何も動かないのは事実です。
 外務省の当てにならない推計に依れば、海外にいらっしゃる日本国民はおよそ140万人。そのなかで在外投票をなさるのは、2万人台だとされています。
 そうすると、国会議員も政府も、関心が薄くなります。てきめんです。
 ぼくには、それは全く関係ありません。日本人は誰でもどこでも、同じ日本人です。

 こう記すと必ず、国内のあれこれを挙げられて、やれ、というコメントも来ます。しかし必ず、同時進行で取り組んでいます。
 見逃している問題は、すくなくともぼく自身が注意深く自分自身を監視している限りでは、ありません。
 ほとんど全てが水面下の苦しい交渉ごとです。なぜなら、ぼくには権限らしい権限は何もありませんから。ただただ、ひたひたと交渉するだけです。権限を持つ相手が、その内心深くに持っておられるだろう志や祈り、それに届くよう、慌てず騒がず交渉を続けるだけです。
 だから、なかなか動きを公開できません。公開しては、動きが潰されます。

 苦労は、みなさんの日々もまったく同じです。
 ぼくがなにか特別なことをしているのではありませぬ。

 ちなみに、腰痛はなぜかまったく姿を消しました。
 今回もぼくの躯さんの烈しい反抗、抵抗は、無駄に終わりました。はは。




 
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