On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-12-20 20:16:43
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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時間はほんとうに誰にも24時間しかありませぬ。

▼ずっとパソコンの調子が悪く、写真付きのエントリーをアップしようとしても、フリーズしたり、そもそも普段アクセスしている仕事関係のサイトにアクセスすらできない情況です。
 今夜、12月20日の日曜の夜は、予定のエントリーのアップは無理かも知れません。

 こうしたパソコンの不調が起きても、エントリーを待っていてくださるみなさんを考えると、簡単にエントリーを諦めるわけにいきません。
 しかし、ここ数日のぼくのパソコンは何度再起動しても、電源を落としてから入れ直しても、他にさまざまに試みても不調が改善しないので、時間ばかりが奪われていきます。

 今夜も、日曜の夜であっても、やらねばらない仕事が満載なので、ごめんなさい、予定のエントリーは諦めます。
 予定のエントリーというのは、『みなさんが内情を知れば、驚かれるかなという話ばかり』シリーズ その2でした。

▼先週、秘書さんを通じて、医師から警告が届きました。趣旨としては、「休まないと命に関わります」とのことです。
 また、日程の隙間を縫って短時間、躯をほぐしてもらった熟達の師によると、「ストレスが表れる、背中のある部分、青山さんはそこが盛り上がってしまっていますよ」とのこと。
 そうです、肉体的な疲労に加えて、この頃はストレスが烈しいですね。
 もともとは、ストレスに強いタイプです。
 疲労にも強いです。心身いずれの疲労にも、自然に耐えています。

 だから、ぼくより先にいつもパソコンが壊れます。
 壊れて、ネットがまともに繋がらず、文章を書くにも、たとえば変換が遅くなり、大量に文章を書かねばならないぼくにとってはもはや実用に適さなくなった、幾つものパソコン。
 それらは、ぼくの自宅と議員会館の事務所、そしてかつて属していた独立総合研究所の倉庫室に、積み上がっています。1台も捨ててはいません。
 こうした旧パソコン、文章の執筆には使えることがあります。
 ネットに繋ぐことはしません。セキュリティは、時間が経つと、最新の危機に対応できなくなっているからです。
 しかし執筆はできますから、旧パソコンのうちの1台を、いつも出張に持っていきます。出張先で、いま使っているパソコンが不調になっても、執筆を続けねばなりません。そのときのリスク・ヘッジです。

 パソコンはもちろん単なる機械、というかソフトの入った箱ですね。
 しかし、ずっと休まずぼくと共に働き続けることをやめて、極端な負荷が掛かりっぱなしということが終わると、上記のように執筆だけはできるようになるのがぼくの長年の体験です。
 出張先で、こうした旧パソコン、ぼくの身代わりのように壊れてくれたパソコン、それでも最低限の助けはしてくれるパソコンを荷物の中や机の隅にふと見ると、あたたかな感謝の気持ちが湧いてきます。
 同時に、「次はいよいよ、あなた自身が壊れますよ」という無言の声が聞こえる気がします。

 ここ数日のこの現パソコンの不調は、その警告かも知れませんね。
 医師らの警告となんだか符合していますから。

 ただし、とりあえず今夜は、不調なのはパソコンだけです。
 ストレスに強く、心身の疲労にも強いぼくは、今なお健在です。
 しかし謙虚に考えようとしています。
 同時に、仕事上、任務上の要請はどんどん委細かまわず押し寄せてきます。みなさんからの要望も、多種多様、まったく正反対の意見、要求も含めて、どんどん来ます。そしておひとりおひとりにとっては切実な正義なのです。

 どうにかバランスを取るしかありません。
 ま、おのれのこうした情況のおかげで、パソコンが不調でもイライラしません。すべて、やむを得ない自然なこととして受け容れている心境です。
 歴代のパソコンは、ぼくの長い盟友。やっぱり身代わりになってくれている気がします。
 今夜、不調に苦しむ青色のモバイル・パソコンに、「これまで、ありがとう。来るべき時が来たのかな」と、こゝろの中で言いつつ、みなさんに、これからもなるべくエントリーを絶やさないようにしますねと、お伝えします。

 武漢熱のさなかにあっても、みなさんにとっては、できるだけ安らかな日曜の夜でありますように。





 
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