On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-02-02 01:10:09
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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懐かしい夜から、見慣れぬ朝へ向かうとき

 この憂き世には、早世して、きっと幸福だったろうと、想ってしまうひともいる。
 たとえばジャニス・ジョプリン。
 いや、長く生きて、違う足跡も遺したかっただろうにと、考えてしまうひともいる。
 たとえばアイルトン・セナ。

 灰猫は、ながい、永い孤独を歩くほかなかった。
 生きることも、死ぬことも叶わぬように。

 その果ての雨上がりに、出逢いが待っていた。
 この手で取りあげた命との想わぬ再会が待っていた。
 その幸福、その哀しみ。
   天がくださる慈しみなのか。

 わたしは灰猫、という物語の、読み方のひとつです。

 友よ、あなたよ、おやすみなさい。
 また新しい朝から、一緒に、ね。





 
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