On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-02-18 21:15:37
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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「多文化共生社会基本法案」なるものが今国会で成立するからどうにかしてくださいと、なぜ、仰るのでしょうか

▼この「多文化共生社会基本法案」というものは、西暦2019年6月に立憲民主党が単独で衆議院に提出しました。
 今国会で審議に入る可能性すら、少なくとも現在、ほとんどありません。
 審議に入れないのであれば、今国会での成立は、基本的にあり得ないことになります。

▼野党単独の法案で、かつ成立の見通しがほぼないものに、自由民主党のぼくが関与することはありませぬ。
 そして、参議院で、まったく誰の口にものぼりません。
 衆議院で可決・成立して、参議院に送られてくる見通しが現在、ないからです。

▼それにもかかわらず、このブログに「今国会で成立するそうだから、どうにかしてください」というコメントが少なからずやって来ます。
 また、立憲民主党が提出した法案を、自由民主党が提案したとされている書き込みもあります。
 いずれも、客観的に申しあげて、驚くほかない誤解としか言いようがありません。 
 みなさん、純粋に心配されているのでしょう。
 誤解された理由は問いません。
 国と社会を想って心配される気持ちを尊重します。

 そのうえで、あくまで事実だけを記しています。
 この法案について、成立の見通しが出たことは、現在まで、ただの一度もありません。
 衆議院で過半数を持つ自由民主党の法案では全くなく、立憲民主党の法案です。立憲民主党の中川正春衆議院議員が中心となってまとめられた法案です。

 野党は野党の信念に基づいて、法案を作り、国会に出してこられます。ごくごく正当なことです。
 しかしそれと、その法案の可決、すなわち新しい法の成立とはまるで別のことです。
 





 
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