On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-03-04 05:20:31
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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静かな一本道

 前のエントリーにて、いま開会中の予算委員会でもしもぼくが質問に立つと、議員となって24回目の質問ですと記しました。
 ぼく自身のファイルによるのですが、そのファイルを見直すと、25回目です。

「無派閥」と言いながら実態はどなたかのグループに属していたりせず、完全無派閥を貫き、すなわち派閥からの支援を一切、受けず、また、おのれを売り込むことなく、ただ一天のもとで、眼に見えずとも日々の努力を淡々と尽くす。
 そのなかで、自然に25回の質問機会を得ています。

 これもまた、もしもあとに続くかたがいらっしゃれば、参考にしてほしいと願って、ささやかにその生き方を貫いています。
 高杉晋作さん、坂本龍馬さん、西郷隆盛さん、みな、みずからを売り込まず、天と国民に向かって淡々と責務を果たされ、天に戻られました。

 不肖ぼくの前に先人があり、ぼくのあとに人があり、それを信じつつ耐えて戦うのみです。
 武士道といふは死ぬことと見つけたり。
 葉隠にあるこの言葉は、死ねと言っているのではありませぬ。ひとのために生きよ、そう言っていると、二十歳の頃のぼくは、苦悶の果てに、まさしく見つけたのでした。
 そこに始まる、この一本道です。






 
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