On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-03-13 05:18:11
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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みんなが知らない、知らされていない頭上の脅威を見逃さない

 苦悶する日々が、一応ようやく週末に入る今日3月13日土曜の未明、なんとか睡眠に入ることができて、悪夢をしっかり見て、自然に目が覚めました。
 週末も仕事ではあっても、書くことに休みはなく、情報の収集に休みはなくても、ストレスが減ります。
 国会開会中の平日は毎朝、ずいぶんと早い時間に自宅を出ねばならない、それとは違うからですね。
 気分的にも身体としても、ややストレスが減ります。

 それから、世間のおおくの人が休みだと思うと、なぜか週末も自分は仕事であっても、気持ちが寛ぐのです。
 これは26歳で社会人となって、いきなり忙しい生活、事件記者の仕事と生活に入ってから、まったく変わりません。

▼ちょっと嬉しかったこと、ホッとしたことがあります。
 この2週間は、予算委員会のためにほかの仕事を断念しているお陰で、東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) を夜と未明にしっかり書いて仕上げることができました。

 今国会の予算委員会がスタートしたその日、3月3日水曜から昨日3月12日金曜まで、配信しなかったのは、配信元の独立総合研究所 ( ※註 ) の総務部が休む土日と、3月9日火曜だけで、あとは連続7本を配信しました。
【最新レポート一覧】最新レポートはこちら
 ふだんも、実際は契約上の本数を大きく上回るレポートを毎月、確実に配信しています。
 しかしここまで充実させると、志を持って契約なさっている会員のみなさんに、ほんのすこし貢献できたかなと、ホッとするのです。

 そして会員制レポートで大切なのは、本数と並んで、中身です。
 これは、日常的に情報を内外から徹底的に集めているのと、それだけではなく、実際に水面下で思い切り動いていますから、材料に満ちています。
 書く時間、そして仕上げる時間さえあれば、質を保つことできます。

( ※註 他のすべてのことと同じく、何度お話ししても、誤解にもとづく不可思議なコメントが来ますから、ある種の諦めの気持ちで今回も記しておきます。
  ぼくは西暦2016年の選挙の最中にみずから考え、独立総合研究所を退任しました。その後、独立総合研究所とその顧問弁護士、顧問税理士、顧問会計士、さらに自由民主党本部と協議し、決定したことがあります。
 それは、独立総合研究所から委託されて、この会員制レポートは企画、情報収集、執筆、仕上げまでをぼくが行い、配信だけを独立総合研究所が行うこと、また独立講演会は、講演開催の業務には一切関わらず、みなさんと対面してお話しする、質問に答えることだけを行うことです )

▼そのレポートには毎号、頭に、季節の短い言葉を書いています。
 きのう3月12日金曜に配信した第1163号 ( 第1号配信から22年と11か月 ) では、「心に雪解け水の美しさ」と記しました。

 かつて、信じがたいほどに下手な競技スキーヤーだったとき、この季節になると、高いリフトから下を眺めていると、冷たく清らかな雪解け水が流れ、人の手では決してつくれない澄んだ色のふきのとうが顔を出していました。
 ぼくは、雪のほとんど降らない神戸生まれです。
 雪国出身じゃないからスキー操作に苦しみ抜いていたぼくにとって、そうした光景も見慣れない、新鮮なものでした。

 怒号と汚い野次と、人間を否定するような振る舞いが公然とおこなわれる予算委員会の喧噪のなかにあって、ふと、「あの早春の美しさを見ていた俺は、いまこんなところにいることを想像したかな」と思ったのです。
 その気持ちを込めて、大切にしている会員制レポートのトップに、書きました。

▼弛 ( たゆ ) まず配信という意味では、今は、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の動画も加わりました。
 ゆうべも最新放送をアップしています。

 なんともはや、気づかないうちに、主権者が知らされないうちに、頭上の脅威が増している、新しい脅威が官僚の手によって現れようとしている、その現実と徒手空拳、つまり素手で戦おうとしている動画です。
 ここを、よろしければ視てください。
 どなたでも無条件でご覧になれます。

 暗黒国会の予算委員会は、月曜になれば、まだまだ続きます。












 
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