On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-04-20 09:31:57
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【書き加えました】 ぼくの身辺にも持病と戦うひとが居て、ワクチンをどうすべきか一緒に考えています

 みなさんの周りにも、あるいはみなさんご自身にも、いらっしゃるでしょう。
 ぼく自身はたまたま、持病がありませんが、これは必ず、真正面から考えねばならない国民的な課題です。

 ここを視てください。
 ワクチンをめぐる議論はこれからも公正に、活発に、行われねばなりません。

 議論を見て聴いていると、子どものころに読んだ、ジェンナーの伝記を思い出すことがあります。
 ワクチン接種を始めたイギリスの開業医、エドワード・ジェンナーですね。
 ワクチンという名もジェンナーが付けました。元は、牛を意味するラテン語です。
 ジェンナーは激しい非難も受け続けました。ネット時代の今なら、もっと凄絶な中傷や誹謗に晒されたでしょう。

 しかし、この人がいなければ、西暦1980年のWHO ( 中国共産党の影響下になかった時代のWHO ) による天然痘の撲滅宣言は出ることがなく、人類はいまだ天然痘という恐ろしい感染症にも苦しんでいたと考えます。
 名前を売ること、ご自身を押し出すことに、どうしても熱心になってしまう人々が人間界にはいます。ご本人がそれに気づいていません。そういうかたがたに立派な肩書きが付いています。
 まさしくジェンナーが直面したことに似ています。
 人間そのものは、200年以上前のジェンナー時代と何も変わらないなぁとも思うのです。
 できれば、公正に、そして活発に、すなわち自分の主張のためではなく、ただただ、みんなの命のために、この日本社会でも議論したいですね。
 





 
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