On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-05-25 17:25:28
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【推敲しました】  制服自衛官の証言が早くも進化しています



▼たった今、自由民主党本部で、国防部会・安保調査会の合同会議に参加しています。【 ★ → これは、このエントリーを書き始めたときのことです。そのあと、エントリーを書くどころの状況じゃなくなったので、今はもうなんと翌日の夕方です】

 始まる直前に、部会に出席されている自衛隊の士官のかたがたにお願いして、党本部の事務方に写真を撮ってもらいました。
 
 左からー
▽陸上幕僚監部の荒井正芳・防衛部長
▽統合幕僚監部の亀岡弘・防衛計画部長
▽海上幕僚監部の大町克士・防衛部長
▽航空幕僚監部の谷嶋正仁・防衛部長です。
 みな、凜々しいでしょう ?
 ちなみに真正面の奥に映っているのが、僭越ながら盟友の、小野寺五典・元防衛大臣です。
 左端には、外交部会当時に深く連携した中山泰秀・現防衛副大臣が映っています。

▼敗戦後の日本社会では、国民が制服姿の自衛官を見ることは、いわば非日常です。
 災害出動の時か、あるいは基地の中か、そういった特別の時や場所であって、電車に乗ったり、バスに乗ったり、ふつうに歩いていたり、あるいは武漢熱なきときに飲み会をやっていたり、そんなとき自衛官はみな、制服を脱いで、市民に紛れてしまっているのです。

▼ぼくはこれを、共同通信政治部で防衛庁 ( 当時 ) の担当記者になった瞬間から、ほんとうに担当になって直ちに、改革すべきだと提案してきました。
 制服は何のためにあるか。
 いざという時に士気を高めるため、また、平常時の演習でも士気と連帯感を強めるため、その目的ももちろんあります。
 しかし肝心な目的のひとつは、国民に制服姿を見せて、国民の安全・命と、国家の安寧は、この防人 ( さきもり ) たちによって支えられているということを、納税者であり、主権者のみなさんに理解していただくことなのです。
 だからこそ、日本以外のすべての国では、あるいは日本でも敗戦までの社会では、ふつうに制服の軍人が電車やバスに乗り、バーに行けば、制服姿で呑んでいます。

 名画「追憶」でも、海軍のネイビーブルーの制服のままバーで呑んでるロバート・レッドフォードを、大学で同級だったバーブラ・ストライサンドが思いがけなく見かけて、バーブラの片恋が実るのですよ。
 ま、あれは戦時中の場面だけど、似たような軍人の姿を、ぼくは何度もアメリカのバーで見ました。

 ところがぼくが 防衛庁の担当記者になると、全自衛官のトップ、当時の統合幕僚会議議長 ( 現・統合幕僚長 ) 御自らが、公用車以外の手段を使うときの通勤や、あるいは飲み会で、いちいち制服を脱いでこられます。
 そこで議長に直接、「制服を着てください」とお願いし、議論しました。

 議長は「電車で制服を着ていたら、絡まれたりする」とお答えになったので「一般の自衛官ではなく、士官であれば ( ※ 自衛隊では『士官』と言わず『幹部』という妙な呼び方をしていますが、国際法ではもちろん、士官です ) 、絡まれたときに堂々と議論をするのも、覚悟の上の義務であるはずです。そのためにも、範を示すために、議長から制服を常に着ることをなさってください」とお願いしました。

▼そして記者を辞め、三菱総研の研究員になって、さらに独立総合研究所を創立して社長になったとき、自衛隊からの依頼で、現役の自衛官を研修生として複数、受け容れることを始めました。
 陸上自衛隊幹部学校の高級士官が、最初に、その依頼に来られたとき、ぼくは即、「お受けします。ただし、ひとつだけ条件があります」とお答えしました。
 すると高級士官の顔色がかすかに変わりました。
 ぼくは「今、おカネの要求かと思われたのですか ? 独研 ( 独立総合研究所 ) はいかなる寄付もお断りする会社です。おカネが条件のわけがないでしょう」とお話をし、「ただひとつの条件は、自衛官が制服姿で独研に来ることです」と申しました。

 そして初代の研修生たちが1年間の研修を終わるとき、ぼくはそのふたりの自衛隊士官に「あなたがたは、独研の玄関までは私服で来て、玄関脇の応接室で、持参した制服に着替えて、この社長室に入りましたね。それを1年間、続けた。ぼくは知っていましたよ」と語りかけました。
「独研の社員が、ぼくに何かを言ったのではありません。独研の社員は、チクったりしません。あなたがたの眼で、分かっていたのです」
 ふたりは顔色を失って、頭を下げ、深く謝罪されました。
 ぼくは「いや、あなたがたを責めているのではありません。命をかけて国と国民を護っていてくださる防人を責めたりしません。そうではなく、次の研修生には『誤魔化せないよ、電車の中の嫌がらせにも備えろよと』伝えてくださいね」と申しました。
 ただの実話です。

 独研は、ぼくが参議院議員選挙の途中で社長を去り、創業者株も返上してしまった今なお、二代目社長、三代目社長のもとで、自衛隊から研修生を受け容れ続けています。
 そして全員がきっちり、制服で来るそうです。
 これは日本社会では、例外です。

▼みなさん、これが敗戦国ニッポンの自衛官の裸の現実です。
 こういう背景があるからこそぼくは、制服の自衛官が自由民主党の部会で発言し、それを土台に、やがて国会でも証言し、答弁できるようになることを目指し、ちびちびと、ひたひたと、日々、提案し、動き続けているのです。

 部会での自衛官による発言は、先のエントリーで述べたように、大塚拓・国防部会長と小野寺五典・安全保障調査会長の英断で、実現しました。
 しかも、その発言内容が進化しているのです。



▼この写真は、別の最近の国防部会で、ぼくが制服の自衛官たちを見ながら、問うているところです。
 実際にどのような進化があったのか。

 それはね、新動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」で必ず、具体的に述べます。
 ただし自衛官の名前は、そのときは伏せます。
 自衛官を今なお取り巻く現実に、しっかり配慮することも、とても大切です。

 現代の防人、自衛官は、中山泰秀・防衛副大臣がワクチン大規模接種をめぐって自衛隊を激励するときに仰った名言、「わが国の最後の砦として頑張りましょう」との言葉の通り、朝日の意図的な虚報 ( この動画で指摘しています ) にめげず、武漢熱に対峙することも、ダイヤモンドプリンセス号以来、しっかり貢献しています。

▼みなさん、あれもこれも、どれもあれもと毎日毎夜毎朝、ぼくにご自分のお考えのまま要求なさるのも、良いです。
 しかし、みなさんご自身におかれては、いちばん大切なこと、かけがえのない宝、それに絞って国家と国民の幸福のために維持なさりませんか。
 そうでないと、みなさんの神経が参ってしまいます。参っていても気づかないひともいらっしゃるかも知れません。
 かけがえのない宝、防人も、そうです。

 そして天皇陛下のご存在も、その宝、決して代わりのない至宝です。至宝のなかの至宝です。
 そのためには、国民が、ほんとうの皇位継承、ただしい皇位の継承を知ることがどんなに大切か。
 伏して、お願いします。
 ここにアクセスなさって、皇位継承まんがの『誰があなたを護るのか 不安の時代の皇 ( すめらぎ ) 』 ( 扶桑社 )の予約に協力してくださいませんか。
 さすれば価格が下がり、手に取るひとが増え、きっと国民が初めて、ようやくにして、「われら如何にして、天皇陛下のご存在をお護りするか、いかにして、小室家のもたらす危機も含めありとあらゆる危機を乗り越えて、天皇陛下のご存在をお護りするか」、これを知ることに繋がります。





 
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