On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-06-26 19:15:03
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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言っておかねばならないこと

▼いつも正直、悩むのは、言わねばならないことをそのまま言うのか、発信を受け取るみなさんのショックを考えて幾分かは和らげるべきなのか、その選択と按配(あんばい)です。
 今夜アップした最新の放送は、その典型ですね。

▼放送のなかで述べているとおり、この世には実際に「自律型致死性兵器」が登場しています。
 日本にはカケラもありませんが、中国、ロシア、中東諸国、アメリカなどで実用レベルに達するか、さらには部分的には実戦配備に近いです。

 これは一体、何ものか。
 人間の判断を必要とせず人工知能(AI)が勝手に考え、決断してしまう。だから「自律」。
 勝手に考えて、人間を殺戮する、怪我で済む程度の攻撃力ではない。だから「致死性」。

 しかも、大量の虫の群れが空から襲うように、一斉に殺しにかかる。
 兵器が小さいから、防御が非常に難しい。

★みなさん、肝心なことは、これはいつかの未来の話ではなく、近未来でもなく、すでに現在なのです。
 それでなぜ、国会議員のなかで、国防、安全保障に関心が強い議員がこんなに少数でしょうか。
 自由民主党の国防部会、外交部会、いずれも毎朝、同じ顔ぶればかりです。

 あえて逆に言えば、国会が閉会していても地元の選挙活動より優先して、そうした部会に出てくる議員が必ずいることを心強く思う面もありますが、それにしても、同じ少数の議員ばかりです。

▼背景には、「安全保障は票になりにくい」と、多くの議員が考えているという問題があります。
 ぼくの動画を視てくださったり、この地味なブログを訪ねくださる主権者は、防衛、国防、安全保障、外交、危機管理に関心をお持ちでしょう。
 しかし日本社会ではいまだ、少数派です。
 みずからの安全と生存の問題なのに、他人事、そういう主権者に会うことは日常茶飯事です。

 こうであれば、日本の防衛費が、上記の恐ろしい「自律型致死性兵器」に立ち向かうために必要な額を確保できるはずはありません。
 防衛費は税金で賄われるのですから、国民の関心が薄いとことに税金を使おうとは、選挙を気にするほとんどの国会議員はとても、とても言えないわけです。

▼こういう負の連鎖を乗り越えていくためには、まずは、最新の事実を知っていただくことです。
 だから、ここを視てください。
 みんなが悲惨な死を迎えないために、伏して、お願いします。





 
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