On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-07-31 13:46:42
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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アストラゼネカのワクチン使用方針に反対します

 ずっと反対してきました。
 理由は、第一に、命に直接、関わる脳血栓症が稀であっても起きていること、第二に、伝令型RNAワクチンに比べて、このウイルスベクターのワクチンは効力がやや低いことです。

 河野担当大臣におかれては、「メッセンジャーRNAワクチンに拒否感がある人に役立つ」という趣旨を仰ったと伝え聞きましたが、もしも事実なら、意味不明です。
 なぜ、伝令型RNAワクチンに拒否感があるひとにとって、ウイルスベクターなら良いのでしょうか。

 しかも、現在はインド型を中心に変異株の脅威が最大課題となり、ワクチンの効力低下の可能性を一生懸命に検討しているときに、なぜ効力のもともとやや低いワクチンを使うのか。

 アストラゼネカのワクチンには、保存や運搬が比較的、楽だという利点があります。
 したがって、伝令型RNAワクチンが要求する保存条件を満たすことが困難な国から求めがあれば、アストラゼネカを供与することには、正当な理由があります。
 しかし、日本国内で使うことには、今のところ、すくなくとも不肖ぼくには理由が見つかりません。

 さらに、この決定もまた、党側、自由民主党に何の相談もないまま、突如、決まってしまいました。
 武漢熱をめぐる失政の一環とならないように、今後も働きかけを続けます。
 使用しても良いという政府決定と、現場で実際に使うことは違いますから。





 
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