On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-07-30 18:37:08
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文豪にして1969年のノーベル文学賞候補だった井上靖さんは、柔道をいかに表現したか

▼東京オリンピックの日本柔道の快進撃は止まらず、かつて何度も苦しんだ重量級でも、目を見張る活躍です。
 きょう7月30日金曜には、女子78キロ超級の素根選手が、金メダルをとりました。
 これで日本は、西暦1964年の東京と、そしてアテネのメダル数に並びましたね。

▼「あすなろ物語」や「蒼き狼」をはじめ幾多の名作を著し、川端康成さんがノーベル文学賞をとった翌年に候補となった井上靖さんは、旧制四高で柔道に熱中したことがよく知られています。
 その井上靖さんは「ただ練習量だけがすべてを決するのが柔道だ」という趣旨の言葉を遺しておられます。

 今回の日本柔道は、東京でオリンピックが開かれるかどうか分からない、不安でいっぱいの気持ちに打ち克って、凄絶なまでの練習を重ねてこられたのでしょう。

 昨日と今日のぼくは、感染状況の悪化への対応を含め、オリンピックのチラ見、ながら見もなかなかできないですが、日本選手の志は、ほとんど一瞬のような画像からも、びんびんと伝わってきます。
 ありがたいです。





 
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