On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-09-10 10:12:24
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (0)

【ひとことだけ書き加えました】  まつりごとがまさか総裁選だけになってはいけないし、ぼくの仕事がブログの執筆だけになってもいけません  みなさんの多くのお考えと同じではないでしょうか

▼前のエントリーにて、きょうは22年間、取り組み続けているテロ対策の現場に出向きますと書きました。
 出向くというのは、そこへ行くだけで済むとは、まさか思われないと、考えます。
 準備が必要です。
 また、民間専門家の時代からずっと続けているテロ対策という仕事は、政府から民間まで丸ごと本気でやってくれないと成果は上がらない、しかもどれほど画期的な成果が上がっていても国民の誰にも見えないという、徹底的に地味な、なにも報われない仕事ですから、官民ともするりと逃げ出してしまわないように、静かな、しかし絶対に諦めない『調整』が必要です。

 こうしたことには、どれほどの時間を要するか、すんなりお分かりいただけると思います。

▼たとえば「河野太郎ワクチン担当大臣とどんな話だったかをブログに書くと言ったのに、まだなのは問題です」という趣旨の書き込みをいただきました。
 決して誤解なきよう、まったく善意の書き込みです。志のある書き込みですね、とも確信を持って言えます。総裁選に公平に臨んで欲しいという願いをお持ちなのだと考えていますから。

 同時に、現実に、いつも申しあげているとおり、ぼくにだけおまけの時間があるのではありません。
 現に、昨日も眠る時間をすべて削りました。

 また、河野さんからは「青山さんの整理で ( みなさんに ) 伝えてもらって結構です」という言葉をいただいていますから、余計に、簡単に書き散らすのではなく、整理することが必要です。
 いま、極端な忙中のなかで、ぼくなりに整理している最中です。
 簡単に書き散らすことをしないので、ツイッターをやらないのです。このブログだけにしています。違う考え方をもちろん全面的に尊重します。ご自分の考えでツイッターをやる人はどんどんやってほしいと心から思います。そして、ぼくにはぼくの生き方、やり方があります。

 さらに、河野さんとの会談については、すでに「私は女系容認論者ではない」という河野さんのお話の最大のポイントはすでに明らかにしています。
 急いでお伝えせねばならないことは、さっさと伝える、その義務は果たしています。

▼再び、誤解しないでください。
 この方ひとりがどうこうと言っているのでは全くありません。この方はむしろ、丁寧なひとだと思います。

 処理水と増税について、ぼくが高市候補との違いを述べると、高市候補の真意についてのお考えをいただきます。
 それは大歓迎です。
 多くのかたが適切な考えを、ぼくに寄せておられます。高市さんは、幸せだと思います。

 なかには、それをぼくの考えとして、ブログに執筆しなさい、動画で発言しなさいと強く求めるかたもいらっしゃいます。
 いいえ、ぼくなりに自分で考え、高市さんとも対話し、そのうえで高市候補と国益、国民益のために必要と考えることがあれば、述べます。

 考える時間、考えが熟成する時間、出来事を整理する時間、それがネットの時代から余計にたいせつだということを、一緒にこれからもみなさんと共有していたいと願います。

▼もうひとつ。
 7月31日に挙行した第114回独立講演会@神戸に参加したみなさんの中から、以下のような書き込みをいただきました。

「総裁選にみずから出馬する決意は、この時に最初に語られた、したがって公表前にぼくから直にお聴きになった主権者はさらに500人いらした」という趣旨です。何人かのかたから頂いています。
 その通りです。
 不快に思われたかたには、こゝろの底からお詫びします。

 ただ、独立講演会は、ほんらい、絶対秘です。
 会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) とまったく同じです。
 いずれも隅から隅まで、参加者と会員以外には、絶対秘です。

 しかし、神戸のあとの2回の独立講演会 ( 福岡、東京 ) の参加者から「その後どうなっているのか」、「諦めたのか」という、これも誠実な心配の声も届いていましたから、「試みを放棄したわけではありませぬ。まだまだ時間が必要です」ということを伝えるために、苦慮した挙げ句に、謎のエントリー、一般のかたには誠に申し訳ないけれども、福岡、東京の参加者には伝わるかもしれない、あくまで「かもしれない」にとどまることを承知で異例のエントリーをアップしました。
 神戸の参加者からは、心配の声が見事に一通も、ひとつも、来ませんでした。
 だから何も申しませんでした。
 ぼくをフルに信頼し続けたみなさんに失礼があったことを、深くお詫びします。

 そして、今だから申せることとして、神戸の独立講演会は、安倍前総理に初めて電話で出馬の意思を伝えてから、わずか3日後のことでした。
 安倍さんに伝えてから3日後というのは、ほんらいは早すぎます。ことの重さからして、熟考し、整理する時間を持つべきです。
 そして何より、安倍さんとは、電話だけではなくしっかり面会して、議論することで合意していましたから、その面会が終わってから独立講演会で、志のあるみなさんに伝えたかった。
( 福岡、東京はそうなりました。安倍さんとの面会は8月6日、独立講演会@福岡は14日、東京は21日です )
 しかし神戸の独立講演会だけは、拉致被害者の有本恵子さん、ぼくと神戸の幼稚園で同窓生の恵子ちゃんのお父さま、戦い続ける有本明弘さんがいつも呼びかけに応じて来てくださいます。

 有本さんがお出でになるなら、ぼくが総理総裁としての新しい全責任を背負って拉致被害者の奪還にも取り組むということを、直に伝えたかったのです。
 電話で何やら簡単に言うよりも、有本明弘さんに万雷の拍手をいつも贈ってくださる、独立講演会の参加者の前で言いたかったのです。
 だから7月28日の深夜から31日の早朝まで3日間、じっくり考えた末に、やや拙速になることを承知で、神戸でお話ししました。

 できれば、それは伏せておきたかった。拙速なことはしないのが、ほんらいのぼくの原則だからです。
 また前述のように独立講演会は絶対秘です。
 第1回の開催からこの10年4か月の歩みで、それを見事に、参加者のみなさんは例外なく守っていてくださいます。
 そのなかで、ぼくは謎のエントリーをアップせざるを得なかった。
 なにが謎だったのかは、総裁選出馬の覚悟と断念を公開した今は、独立講演会の参加者だけではなく、疑問に、謎に思ったひとには、広く知らせるべきだと考えました。
 一方で、「独立講演会の絶対秘の原則が緩んだのか」という恐ろしい誤解を招きかねないことを深く懸念しました。

 だから、神戸のことは伏せました。
 謎のエントリーになってしまったブログの記述の説明、それだけにとどめたかったのです。
 しかし、有本明弘さんとともに集うてくださり、絶対秘も完璧に守ってくださっているみなさんから、数人であっても、疑問をいただいた以上は、ここにこうやって、お伝えします。
 おひとりだけ「青山さんは神戸を忘れていた」と断定なさっているかたがいらっしゃいますが、それはまったく違います。しかしそのかたも、絶対秘をきちんと守ってくださっています。

 独立講演会と東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)は、絶対秘があって、成立する貴重な場です。
 その存続のためには、今後も、ぎりぎりの努力を、参加者・会員と共に、スタッフと共に、協力者と共に、いつも和歌山から休みを犠牲にして来てくれる志高いボランティアのKさんと共に、続けます。





 
  • 前の記事へ
  • 記事の一覧へ
  • 次の記事へ
  • ページのトップへ

 

コメントは原則非公開です。それをご理解のうえ、投稿してください

名前
タイトル
メールアドレス
コメント
認証入力
画像認証 CAPTCHA Image 画像変更

※入力欄はすべて必須です。
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。

もう一度、コメントがすべて「原則非公開」であることを確認され、投稿ボタンを押してください。

  • ページのトップへ