On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-09-14 13:25:33
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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総裁選の現在地

▼総裁選のきょう9月14日火曜の動き、そのある部分を、ふたつ前のエントリーでお話ししました。
 そこに記した会合はいずれも、メディアに対しても非公開ですから、とても慎重に記しています。
 だから、ちょっと分かりづらいかも知れません。

 非公開について公開のブログにあえて記しているのだから、分かりづらくなるのは、ある程度はやむを得ないのですが、すこし補足しておきます。

▼ぼくが当初は参加するつもりの会合を、なぜ当日になって見送ったか。

 日本でも海外の大学でも、社会の各分野において、その大学の出身者の集まりがありますね。
 国会にもあります。
 当初は「その候補の大学同窓生で、ある候補者を囲んで、自由闊達に意見を言い、答えを聴く会かなぁ」とも思っていたのですが、それはいくら何でも呑気な見方です。
「その大学の出身者は、今回、同じ大学のこの候補を推してくれ」という会なんですよね。
 もちろん、そう気づいたのですが、「別にそれでも構わない。参加して、言うべき意見を言おう」と考えていました。

▼もしも、ぼくが髙市候補の推薦人になることが予定されていなければ、あるいは、ぼく自身が立候補するのだったら、別の候補を推す会合も平気で参加して意見を言います。
 しかし髙市候補の推薦人になる予定なのですから、この会合に参加すると、その会合の内容・情報を、「青山さんは高市さんに伝えるのじゃないか」という疑念を生むだろう、それはいけないな、という判断なのです。

▼かつ、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) 代表として、動きを抑制しています。
 記者会見でも、動画でも、丁寧に説明したように、護る会は派閥ではなく、派閥もどきになってもいけません。
 天皇陛下のご存在を護るために、そして中韓に国土を奪われないように、さらに工作員、スパイの暗躍をもはや許さないために、三本柱の政策を実現する議員集団が、護る会です。
 その旗の下に、全派閥から志を持って67人もの議員が集まっています。
 会として、特定の候補を推すことは、決してありません。

 全派閥から集まっているのですから、会員の議員が、総裁選で支持される候補はそれぞれバラバラです。
 それを無理に集約しようとするのは、大間違いです。
 いろんな異見を、少数ながら、みなさんの中からいただきますが、ここは譲れません。

▼ぼくが高市さんの推薦人になるのも、護る会代表としてではなく、ひとりの国会議員としてです。
 主権者にも、党員・党友にも、国会議員にも誤解されないように、ぼくは考えて、考えて、行動しています。

▼総裁選は今、河野候補が1回目の投票で過半数をとって、決選投票をなくそうとしていることが丸わかりです。
 そのために、河野さんは、石破さんを訪ねたのでしょう。
 逆に言えば、決選投票になった場合に、高市・岸田連合ができるのを、たいへんに警戒されていると考えています。





 
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