On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-09-14 22:03:11
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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総裁選へ、高市候補の「選対本部」が発足する会に参加してきました  で、どんでん返しが仮にあっても驚きませぬ



▼選対本部とは、9月17日告示の総裁選挙で高市早苗候補の当選へ向けた対策本部、ということですね。
 メディアに非公開と聞かされていたのですが、行ってみると、会の大半は大量の取材陣のまえで進められました。

 後ろの方にぼくは居ましたので、高市さんの背中がとてもちいさく映ってしまいましたが、挨拶をなさっています。
 とても落ち着いた、しっかりした挨拶でした。

▼推薦人20人については、明日9月15日に決めるという話でした。
 ぼくは高市さんから電話と面会で、「推薦人になって欲しい」と強く要請され、正直、懊悩 ( おうのう ) した末に、この1年準備してきたみずからの出馬、すなわち総裁選の解体的再出発の試みをやめ、9月5日の日曜に電話で高市さんに「推薦人をお受けします」と答えました。
 高市さんは、たいへんに、ぼくの想像を超えて、喜ばれました。
 この経緯は、動画ふたつ ( ここここ ) 、それにブログに9月7日火曜未明にアップしたこのエントリーで、みなさんにお伝えしました。

 したがって、にんげんの常識で言えば、ぼくについては推薦人となることがすでに決まっているわけです。
 しかし、きょうの会で「明日、決まる」という説明を選対幹部の議員から多くの参加者とともに聴きながら、ぼくは「ひょっとしたら、どんでん返しで、推薦人に指名されないことがあるかも」と考えていました。

 これは無条件で公開しているブログですから、正直な、たぶん正直すぎる記述です。
 なぜ、そう考えたか。
 会場の雰囲気に、権力の匂いというものを感じたからです。
 高市さんご本人には、そういうものを感じませんでした。
 国を憂えてひたすら努力されておられること、それだけを感じます。
 しかし、誰がどうというのではまったくありませんが、会場に「ひよっとしたら権力がここに来るかも知れない」という匂いでとりあえずやって来られた人も、なかには居る・・・らしい気配を感じたからです。

 これは高市候補の当選のためには、もの凄くいいことです。
 上述の9月5日の前の頃は、そんな「権力の匂い」なんて雰囲気はまるで無い、高市さんがほんとうに出馬できると考えている国会議員も記者もどれだけいるか、というのが現実だったと考えるからです。
 高市さんのひたむきな努力で、ここまで来たのは、たいへんな変化だと思います。

 そして、選対がこの9月14日の会から発足したということは、組織としての動きになるわけです。
 組織として、ぼくを推薦人に含めない、もっともっと成りたい人が今は居るんだという判断になるかも知れません。
 もしも、そうなっても、ぼくは淡々と受け止めるだけです。
 予定通りに推薦人となり、署名と捺印を求められたら、これも予定通りに淡々とそのように致します。



▼これは、ぼくの前に座っておられた杉田水脈代議士が、いつものごとく、ぼくがまったく気づかないうちに撮ってくださいました。
 上の写真の白い背中が、杉田さんですね。

 ぼくの隣は、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の長尾敬・副代表 ( 衆議院議員 ) です。
 しかし、ぼくも長尾さんも、護る会の立場で参加したのではありませぬ。隣に座っているのも、たまたまのことです。
 護る会は、三本柱の政策 ( 皇位継承の父系一系による安定、中韓の国土買収阻止、経済安全保障17か条を含めたスパイ防止法の制定 ) を実現するための政策集団です。
 派閥ではありません。また決して、派閥もどきになってはいけません。
 三本柱のために全派閥から67人の議員が集まっています。総裁選で護る会として特定の候補を推すことは、ありません。
 ぼくが高市さんに「推薦人の要請をお受けします」とお答えしたのは、護る会の代表としてではなく、ひとりの議員としてのことです。
 そこに、ぶれはありませぬ。






 
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