On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-12-02 01:39:16
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (0)

日本国民が日本に帰れないという深刻な事態について

 オミクロン株が引き起こしているその事態が、年末年始にぶつかってしまうという不幸なことも含めて、海外出張中のかた、海外留学中のかた、あるいは海外在住のかた、その苦渋を考え、ぼく自身も苦悩しています。
 オミクロン株の正体を冷静に見極めつつ、決して硬直した措置にならないよう、同時に、国内で新たな感染爆発に繋がらないための努力と両立させるべく、政府側と客観的に議論し、模索を続けます。
 柔軟な対応は、ぶれることとは違います。水際対策をぶれずに貫徹しながらも、海外の同胞の不利益がすこしでも、一瞬でも早く改善するように日々、努めます。

 中国武漢発のウイルスによって、国内の日本人を護ることと、海外の日本人を扶 ( たす ) けることが、一部ぶつかってしまう、矛盾してしまうような非常に苦しい情況が生まれています。
 このオミクロン株は、日本には無かったものです。沢山の尊い犠牲、取り返しのつかない犠牲も払いつつ、日本国内では世界に先駆けて感染を抑え込んでいますから、ウイルスが変異することもまた、抑えています。
 したがって、この未知の変異株は、あくまでも外から、海外から来るものです。
 国民を護るのなら、海外との往来を止めることが求められる、ところがそれが、同胞が帰国するという大切なことをも困難にしてしまう。
 なんということでしょうか。

 どんなに苦しくても、ぎりぎりのバランスをとっていくほか、ありません。
 海外にいらっしゃり、かつ日本に帰国なさりたい同胞におかれては、オミクロン株の正体がもうすこしはっきりしてくるまで、なんとか、お待ちいただけないかと思います。

 これを記している途中、午前1時58分に、地震がありました。
 この世の困難や不幸は重なりやすいところがあります。
 武漢熱は、中国共産党の独裁下から日本と世界に広まった災害です。そこに別な災害が加わるリスクにも、備えます。
 みなさんにおかれては、わが同胞、はらからにおかれては、どこにいらっしゃっても、どんな情況でも、決して絶望だけはしないでください。
 あなたのために働く人間がいます。

 そして、あなたのために暮夜、欠かさずに祈られるご存在も、わたしたちの日本にはいらっしゃいます。



 
  • 前の記事へ
  • 記事の一覧へ
  • 次の記事へ
  • ページのトップへ

 

コメントは原則非公開です。それをご理解のうえ、投稿してください

名前
タイトル
メールアドレス
コメント
認証入力
画像認証 CAPTCHA Image 画像変更

※入力欄はすべて必須です。
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。

もう一度、コメントがすべて「原則非公開」であることを確認され、投稿ボタンを押してください。

  • ページのトップへ