On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-12-20 04:25:14
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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月曜の朝、きぶんよく始動されることを祈ります

 ぼくは今日の合計7時間半の座りっぱなし、予算委員会、経済産業委員会、本会議に備えます。
 審議に取り組みつつ、昨夜の電話による水面下交渉 ( 人権弾圧非難決議と北京五輪の外交ボイコット ) の続きを、音の出ないメールなどを活用して同時進行させたいところですが、委員会室や本会議場は、携帯電話もパソコンもタブレットも使えませんから、断念するほかありません。

 衆議院ではタブレットを使えるそうですが、参議院は一切、ダメ ! のままです。

 衆議院と参議院は、それぞれ、違いを出そうと滑稽なぐらい一生懸命です。
 両院の違いは、本質的なところで発揮されるべきです。
 ところが現実には、建物の細部のわずかな違いとか、一院でタブレットがOKになっても他の一院では理由不明のまま禁止を続けるとか、まったく本質的では無いところで違いを出そうとしています。
 賢くないですね。

 それでいて、主権者・国民には、両院の違い、すなわち何のために二院があるのかが伝わっていません。
 ぼくには未だに、「衆議院議員」とぼくを誤認したコメントがこのブログにふつうに届きますし、たとえば衆議院で可決した法案を参議院で否決されることがあるという仕組みがまったく理解されていないコメントも、珍しくありません。

 それから、みなさん、衆議院と参議院にも、官僚がいるのですよ。
 そのこと自体も、主権者に知られていないと思います。
 国会の事務方 ( 官僚 ) のみなさんも、社交辞令抜きできわめて誠実に日々、仕事をされています。
 一方で、意味のない官僚主義もまた存在します。主権者に直接、選ばれた国会議員がそれに唯々諾々と従っているのは、非常に問題です。

 この世は、この社会は、この政治は、変えなければいけないことばかりです。
 だからこそ、焦ったら、何もできなくなるだけです。

 深く淡々と生きる。
 ささやかに参考までに申せば、ぼくはそのように心がけて、山のように降り積もる課題と仕事に、向きあっています。

 さぁ、国会議事堂へ向かいます。






 
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