On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-12-20 23:57:44
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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念のため記しておきます  そして、あらためて感謝です

このエントリーにて、選挙の届出名について述べました。
 来年7月の参院選で万やむを得ず再び立つとき、選管に立候補を届け出るにあたって、『青山繁晴』とするか『青山しげはる』とするかについて話したのでした。
 それは、あくまでも、投票なさる主権者の負担を減らすためです。

▼投票用紙にどちらを書かれても、投票自体は有効で、ちゃんと一票になります。
 したがって「無効票を減らす」といった、立候補者のぼくのための話ではありません。
 このエントリーで、無効票になるならないとか、そういったことは、ひとことも記していませんね。

▼「青山繁晴と、戸籍名のまま届出をしていて、主権者が、青山しげはると書いても、そのまま有効票だから、戸籍名のままでいいのでは」と仰るひとも居るでしょう。
 わかります。
 ただ、ぼくは次のように考えています。

▽ぼく自身は、元政治記者ですから、公選法上の仕組みを知っています。
 しかし、主権者は必ずしもご存じとは限りません。
 選挙をめぐる法体系も、主権者に、立候補の届け出の仕組みを知ることまで求めてはいません。当然です。届け出のルールを知ることは、投票なさるかたの問題ではなく、立候補する側の課題と責任です。

▽一方、日本人は真面目で誠実ですから、主権者は投票なさるとき、届け名通りに書こうと努力なさるでしょう。
 事実、先のエントリーにあるとおり、書くうえで困難や不自由のあるかたでも、繁晴という漢字、とくに「繁」という字を正確に書こうと懸命に努力され、なかには練習されて投票所に行かれたかたもいらっしゃいます。
 このことを無視したり、軽視したりは、できません。

 こうやって記していて、あらためて思います、みなさん、5年5か月前の選挙のとき、そこまでしてくださったのですね。
 ぼくはこゝろのなかで泣いています。ありがとうございます、ほんとうに。





 
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