On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-12-31 21:30:14
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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( ★★ 何度も重ねて推敲しました )  狂瀾怒濤、そのほんとうの意味は何か

▼毎年、回顧をする暇 ( いとま ) もなく新年を迎えます。
 しかしざっと考えれば、ことしは、総裁選に参議院から異例の出馬をする準備を進め、そして高市早苗・現政調会長の推薦人となることによって、みずからは断念した年でした。
 決意そのものは、昨年に成したことでしたから、2年越しのことではありました。

 断念したことは、正しかったと考えます。
 出馬していれば、必ず、高市さんの支持層とダブるところがあったでしょう。

 この総裁選については、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の動画に沢山、あります。ここから入って、目に止まったものを視ていってくださいね。

▼護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) は、ことしの総選挙で初めての国政選挙に臨みました。
 8人の大切な同志をいったん喪いましたが、護る会に準会員の制度を新設し、仲間で居ていただいています。
 護る会そのものは、総選挙後に新入会がごく自然に相次ぎ、現在は、自由民主党の現職の衆参両院議員72人を擁し、総選挙の直前よりは5人、増えています。

▽護る会の掲げる政策3本柱について、どれぐらい進捗したかを、公平に述べたいと思います。

▽まず皇位継承の父系一系による安定について、岸田内閣の有識者会議の報告書で、護る会の提言がかなりの部分、そのまま盛り込まれました。 ( あくまで内容としては、結果としては、という意味です。提言書が引用されたりしている訳ではありません。そのようなことを期して提言したのでもありません )
 詳しくはこの動画をご覧ください。

▽3本柱の2本目、中韓による国土侵蝕の阻止は、第一歩となる法律の制定をみました。
 新年には施行となります。
 施行しつつ、さらなる歩み、充実を図っていかねばなりません。動画ではここです。

▽3本柱の3本目 ( ただし順不同です ) 、経済安全保障を含むスパイ防止法の制定は、まず経済安全保障の基盤をつくる新法が新年の通常国会に提出される見込みです。
 動画は、もっとも整理されているのが、ここです。

▽護る会を2年半前に創建したときは、どの柱も到底、成果はまったく上がらないだろうと外野からしきりに言われたのですが、リアルな実践と前進を重ねています。

▼メタンハイドレート、メタンプルーム、レアアース泥、コバルト・リッチ・クラスト、マンガン団塊、熱水鉱床といった、日本の海が抱擁する自前資源の実用化は、今年もじりじりと前へ進みました。
 この動画は、ここここ、人気の動画であればここを視てくださるようお願いします。 ( 実は、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」には他にも、自前資源の関連動画があります。書き切れません )

▼上記以外にも、習近平国家主席の国賓来日を引き続き、阻止し続けていること、北京五輪の外交ボイコットで「閣僚を派遣してはならない。室伏スポーツ庁長官も派遣してはならない」という要求が実現したこと ( ただし、橋本聖子五輪組織委員会会長の派遣については依然、反対しています ) 、東京都武蔵野市の住民投票条例案に賛成されない地元市民の意見を支えたこと、9月の衆院解散案が実行されなかったこと・・・などなどの事実がありました。

 毎日毎日、全身全霊で現実とザ・ゲンバにて格闘してきました。
 何ができたかを列挙することなど考えてきませんでしたから、書き落としている事実もかなりあると思います。
 しかし、大晦日に、ふと記しているだけですから、このままにします。

 そして半面で、武漢熱の克服、日本経済の再興、あるいは内閣と自由民主党の対中姿勢をはじめ、これからも取り組まねばならない根本課題が、文字通りに山積みです。

 すべて「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」でありのままに語っています。
 よろしければ、ここからもう一度、入られて、たとえひとつでもご覧になるか、あるいはタイトルだけをざぁっと眺めていただけないでしょうか。
 国政における今年の取り組みの、客観的な概観ができるかと存じます。

▼日本と世界が、武漢熱の襲来もあり、狂瀾怒濤の時代にあるのは間違いありません。
 しかし狂瀾と怒濤は、似てはいても、ほんらい違う概念という感もあります。
 かつて18世紀のドイツに、シュトルム・ウント・ドランク ( 蛇足ながら、別のカタカナ表記もあります。原語表記だとSturm und Drang ) という文学のあり方を変えようとする運動がありました。
 日本語だとふつう「疾風怒濤」と訳しますよね。英語圏だと Storm and Urge と表記したりします。
 すごく丸めて言うと、ひとは嵐に直に向かい合ってこそ戦う力が出るという意味だと考えています。
 しかも、その嵐は、向こうからやって来ると同時に、固着してしまっているところへみずから嵐を巻き起こすという深い意義も含んでいるとも考えます。

 ぼくらのいま居る、日本の狂瀾怒濤、その時代にあって、幕末からおよそ150年を経て、祖国にふたたび国家の青春をもたらすことを一緒に考えませんか。
 みんなとの連帯だけが、支えです。力です。
 そこに、ひとつ前のエントリーを捧げた和田さんや、やはり今年に喪った、すぎやまこういちせんせい、いずれ劣らぬ国士のかたがたの魂魄が加わります。






 
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