On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-02-10 06:25:42
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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参加議員の憤激は、朝の外交部会だけではなかった  2歳児からのマスクに反対



▼きのう2月9日水曜は、なかなかに大変な日で、夜まで息つく暇もなく公務でぎっしり、ひとつ前のエントリーのように議員憤激の外交部会から始まりました。

 そのなかで夕方16時15分から自由民主党本部で開かれた感染症対策本部では、写真の自見はなこ参議院議員(護る会メンバー)から小児科医として、2歳児からのマスクに強い反対の表明がありました。

 これは厚労大臣が国会で、「可能な範囲内で、子どもや保護者の意図に反して無理強いすることのないように留意したうえで、マスクの着用は無理なく可能と判断される子どもについては、マスクをして感染を少しでも止める方が良いのではないか」という見解を示されたことに対する反対です。

▼自見はなこ議員は小児科医の現場経験に基づいて「2歳児からのマスクに反対です。2歳児がマスクをしていたら、吐いたときに死亡する恐れがある。厚労大臣の発言は非常に不適切です。全国の小児科医は怒っています」と述べられました。

▼これに対して厚労省の担当官は「これは分科会の提言を受けたものであり、発育状況を踏まえて大丈夫な子どもだけを対象にしている。息苦しくないかとか、子どもの体調の異変を見てもらう必要があり、保育の現場に負担は掛かるが、子どもや保護者の意に反してやらないように徹底します」と、あくまで方針を変えないという答弁に終始しました。

▼自見議員は再び立ち、「保護者の意図は関係ありません。それに子どもの意図と仰り、無理強いしないとも仰っているが、子どもの意図をどうやってはかるのか。子どもが死ぬかも知れないことを厚労省がやってはいけない。こどもは、節分のマメを詰まらせたり吐物を詰まらせたりして死ぬこともあれば脳に重い障害を背負うこともある」と強く反論されました。

▼この対策本部では非常に多くの議員から、厚労省をはじめ政府の方針に問題を提起する発言がありました。
 そのなかでは写真の外科医・古川俊治参議院議員から「コロナ肺炎が主たる死因でないかたも、コロナの死者にカウントしてしまっているのではないか」という重大な疑問が呈されました。
 しかし発言が多いために、2時間に近づいていて、2歳児からのマスクについて曖昧なまま、対策本部がそのまま終わりそうでした。

 そこでぼくは許可を得て発言し、「自見はなこ議員が小児科医のひとりとして、2歳児からのマスクについて、現場からの告発とも言うべき強い反対意見を述べられたにもかかわらず、この対策本部は、大臣によく説明してもらうという範囲で終わろうとしている。そうではなく、大臣と厚労省に、この2歳児からのマスクという方針の撤回を求めるのが党の役割であり、党のこの対策本部の役割だと考えます。政府側だけではなく、自由民主党対策本部の西村本部長、田村座長にもお考えいただきたい」と提起しました。

 これに対して西村康稔対策本部長が「それを含めて検討します」と表明されました。

▼この対策本部のようす、当然、きょう収録予定の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」で詳述すべきですね。
 ただ、今週はあまりにも収録すべきテーマが多いのが課題です。
 収録時間までに、公務をこなしながら、よく考えます。
 きょうも、きのうに引き続き、『いたみカルテット』とご一緒しつつ、朝8時の国防部会から公務の山が始まります。
 もう準備をしないと間に合いません。

 収録した動画は今夜から順次、アップされます。
 みなさん、今夜、画像でお目にかかりましょう。





 
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