On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-02-18 03:29:07
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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外交はひとなり

▼目前の戦争危機、経済危機、健康危機、皇室危機、社会危機、こゝろの危機、それらにみなさんと共に向き合い、おのれの非力を深く自覚しつつ現場で力を尽くしきろうとする毎日です。
 それはあまりに重い任務です。
 耐えられるよう、どんなちいさな機会もとらえて心身を鍛えようと、ささやかに心がけています。

 エレベーターをなるべく避けて20階、30階でも階段を使うのはその典型的なひとつです。トレ国こと、トレーニング付き国会活動は正直、辛いですが、にんげんを支える脚力、心肺機能、なによりいつも逃避しようとする心を、合理的に鍛えてくれます。
 それから筋トレは、肉体の稼働率を上げ、単調で苦しい動きを通じて、弱い意思を少しでも強くすることに役立ちます。
 さらにほんとうは、アルペンスキーも直に役立ちます。
 緩斜面を急斜面へのアプローチ、準備と考え、競技用のスキーで緩斜面をさらりと流してから、斜面の変わり目で決して止まらず、一気に身を躍らせて急斜面へ真っ直ぐ突っ込んでいくとき、恐怖に打ち克ちおのれを確実に落下させる身体の強さ、心の強さが、ぼくのように雪国出身でない下手なスキーヤーでも鍛えられます。 ( ただし、その機会をつくるのが今は至難のわざです )

▼そして同時進行で、帝国海軍の失敗の考察を続けています。
 たった今のすべての危機に通じる教訓があると考えるからです。
 それは、日本の見えざる宝物です。
 成功が生むものより、失敗が生むものの方がはるかに豊穣だからです。

▼まだまだ考察の途上ですが、かつて日本の永い歴史でただ一度の敗戦に至った原因は、帝国陸海軍の失敗のその前に、日本外交の致命的な無責任があるということを、あらためて深く考えざるを得ません。
 たった今の日本外交を目の当たりにして、それが根本的に変わっていないことを知り、逆に、ここに国益の重大なカギがあることを、外交官ご自身から主権者・国民のおひとりおひとりと共に、考えたいと思います。

 まずは、ここを、よろしければ視てください。





 
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