2022-02-19 03:32:00
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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実質的な衝突はすでに、もはや、起きています これを戦争と呼ぶのかどうか これがロシア、中国の考える「新しい戦争」の姿のひとつです
( 最新の外交部会で、ウクライナの戦争危機と日本外交について問い、提案しています。杉田水脈代議士が知らないあいだに撮ってくださいました。無意識に頭ポリポリ、だったようですね )
▼いま日本時間で午前3時半、ワシントンDCでは午後1時半です。
アメリカのバイデン大統領はあと2時間半あとの午後4時 ( アメリカ東部時間 ) 、日本時間では午前6時に、ウクライナの戦争危機についてアメリカ国民と全世界に向けて演説を行います。
今のところ、ぼくに「危機が遠のいた」という情報は入っていません。
逆に「戦争が間近い」という情報が圧倒的に多いのが現実です。
今は明らかに情報戦、それもかなり原始的な情報戦から、非常に高度な情報戦まで入り交じっています。
したがって今夜、と言うか、この未明も、慎重に真相を探り、探りつつ議論しています。
▼ウクライナの東部、ドンバス地方ではすでに、武力衝突、もっとありのままに申せば殺し合いが起きています。
ドンバス地方というのは、ウクライナでロシア語を話す住民の多い地域で、親露派と称する武装勢力が跋扈 ( ばっこ ) しています。
ここはすでに、ウクライナ国内でありながらロシアが実質的に侵入していると言わざるを得ない地域ですが、ここで前述のように衝突が散発的ながら起きています。
またドンバス地方の南部、ドネツク州では中心部で車が爆破されたりしていますが、米軍はこれをロシア側が仕掛けた「偽の旗」 ( false flag ) 作戦、すなわち戦争のきっかけになる事件をロシア側が作り出している一環だと、事実上、断定しています。
▼また米軍とNATO軍は、ロシアがウクライナの爆撃について「すくなくとも準備態勢を整えている」と認定しています。
▼ロシアによるとみられる被害の大きなサイバー攻撃は、ウクライナの銀行、すなわち金融機能、あるいは行政機能に対して、とっくに始まっています。
この動画で触れたとおりです。
▼日本政府も、総理官邸をはじめ緊張状態が高まり、夜に非公開の会議も開かれています。
▼自由民主党本部では連日、早朝から外交部会、国防部会が開かれ、ぼくはすべて参加し、すべての部会で発言し問題提起、提案をしています。
また国家のキーパーソン ( 複数 ) に直接、水面下で、提案を致しています。
▼一方で、来週には参議院の予算委員会が開幕します。
ぼくは依然、同期議員の中で唯ひとり、初当選以来ずっと予算委員で、今国会も変わりません。
そのために、予算委が始まると朝から夕方まで、基本的に7時間以上、予算委員会室の古い傾いた椅子に座り続けることになります。
これがすくなくとも4週間は毎日、毎日、続きます。
「なぜ予算委員しかやらないんだ」と昂奮した調子でコメントを寄せた方もいらっしゃいますが、これまで何度も説明しましたよね ?
参議院には常任委員会と特別委員会があり、自由民主党の議員はそれぞれひとつづつ、所属します。これには当選回数は関係ありません。
ぼくも、常任委員会としては経済産業委員会に所属し、審議に参加しています。
また特別委員会としては、ODA ( 政府開発援助 ) 沖縄・北方特別委員会に所属し、これも当然、審議に参加しています。
そして、それだけではなく、経産委でも、ODA沖北特委でも、理事に就任しています。
理事というのは、平場の審議だけではなく、審議の前やあとに与野党で開く『理事会』に参加し、審議の進め方を調整する役割です。
予算委員会は、国会審議の花形、主舞台です。
そのために上記の常任委員会、特別委員会とは別枠です。
党から指名された議員が、常任委、特別委とは別に、予算委員会に所属して、予算案と、国政のすべてについて審議します。
前述のように、ずっと座りっぱなしの長時間議論に連日、参加することになり、そのあいだは大切な部会にも参加できませんし、自分が質問するとき以外は、とにかくじっと審議を聴くだけになります。
負担と影響は大きいですが、予算委が国会の中心ですから、予算委員に任命されている以上は絶対の任務として果たしきります。
こうしたことをこれまでにも幾度か、説明してきました。
しかしいくら説明しても、理解されないこと、それが当然であることは、国会議員となって学んだことのひとつです。諦めず、落胆せず、淡々と説明を続けていきます。
▼こうした状態で、ウクライナの戦争危機と、それに秘かに連動した世界の戦争危機が進行していきます。
もう何日目か分からない極限状態が、ぼくにも続いていますが、問題は、ありませぬ。もちろん疲れてはいますが、倒れません。仕事のペースはまったく変わりません。
また、こうしたなかでも、初めて募集した私設秘書の候補者の面接をすべて終えました。
82人もの志あるかたから応募をいただき、書類1次選考、書類2次選考と進んで8人のかたを面接へお招きしました。うちおひとりから連絡がなく、7人を面接しました。
お世辞抜きでいずれも素晴らしい人材で、内心で感動しました。
▼民間の専門家の時代から、外交、安全保障・国防、国家危機管理が専門分野なのですから、こうして戦争危機が起きれば命を削ってでも対処するのが当たり前です。
それにウクライナ危機は、世界のエネルギー危機にも直結して、すでに非常に大きな悪影響が起きています。
きのう2月18日金曜は、自由民主党の経済産業部会などが合同で、萩生田経産大臣と国会内でお会いし、ガソリン髙、重油高、灯油高、軽油高に対応を求めました。
ぼくも参加しました。
ちょっと分かりにくいかも知れませんが、日本は議院内閣制のもと、国会と、政党がある訳です。
ぼくという参議院議員は、国会では、上述のように経産委理事、ODA沖北特委理事、そして予算委員です。
同時に、政党、ぼくの場合は自由民主党ですね、そこにおいては、経済産業部会の部会長代理をはじめ、さまざまな役職を端っこながら務めている訳です。
▼こうした情況でも、みなさんに約束したとおり、この地味ブログによる発信を再開しています。
また、会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) も、きのうの金曜日に、21年と10か月のあいだ続けている配信を再開し、第1247号を全会員へ配信できました。
このTCRは、水面下の動きに絞って精確な文字情報を提供する場ですが、同じく水面下の動きを、みなさんと対面して口頭で伝え、質問にも答える場があります。それは、独立講演会です。
3月12日に東京で開く第124回独立講演会は、主宰者の独立総合研究所 ( 独研 ) によると、きのう金曜日の午後1時に募集を締め切り、多くの募集があったそうです。
しかし独研は、政府と自治体のルールにしたがい、入場者を大幅に制限することを決め、これから抽選に入り、残念ながら当選者は多くない見込みです。
まんぼうという名の措置が終われば、直ちに、元の独立講演会に戻ります。
次の独立講演会は、4月10日に神戸で開かれる予定です。詳細はここにあります。
( これも繰り返しお話ししているとおり、ぼくは西暦2016年の参院選の途中で、みずから判断し、独立総合研究所の代表取締役社長・兼・首席研究員を退任し、創業者株も全株を無償で返上し、独研から退いています。
したがって独立講演会も、その運営には一切、関わらず、講演そのものだけを独研から委託されて遂行しています。
東京コンフィデンシャル・レポート / TCRも、同様に、会員制レポートの運営にはタッチせず、レポートの作成のすべて、すなわち企画・情報収集・執筆・仕上げを委託されて遂行しています )
▼みなさんにおかれては、きょう2月19日は、貴重な土曜日、休みのひとは、寒さと豪雪と武漢熱のさなかであっても、すこしでも、ゆったりされることを祈ります。
仕事のひとも、なるべくリラックスして任務を果たせますように。