On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-03-20 16:09:42
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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ウクライナのゼレンスキー大統領の真珠湾攻撃に対する誤解、海外同胞の扱い・・・なにもかも対応は同時進行でじりじりと進む


(「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」のおまけ、危機一髪シリーズの最近の回で触れた、エルサレムのホスピスの扉です。
 あまりに印象深い、閉じた入り口だったので、入ることを試みる前に撮りました。
 文字は、キリスト教ルター派のホスピスと書いてあります。ヘブライ語ではなく英語です。
 どんな人が迎えてくれるかと思っていたら、子どもの頃に熟読したヴィクトル・ユゴーの小説「ノートルダムのせむし男」に出てくる、背中にこぶのある、心の美しい登場人物そっくりの人でした。
 エントリーの内容とは関係なく、ときどき、こうした「危機一髪シリーズ」の関連写真をアップしていきます。
 ただし戦地では、カメラマンではなく安全保障の実務家として戦場に入っているので、ほとんどの場合、写真どころではありませんし、悲惨すぎる写真は決して公開しません )


▼ウクライナのゼレンスキー大統領が真珠湾攻撃について事実を誤認したままでいないように、水面下で動き続けています。
 水面下の交渉ごとですから、今はまだ、具体的には記せません。

▼ウクライナ戦争によって、海外の事情にあらためて関心が集まっています。
 しかし、 ( 外務省の当てにならない試算ではありますが ) およそ140万人を数えるとされる海外の同胞については、いまだ関心が強いとはとても言えません。
 特に、国会議員の関心が薄いのは、許されざることだと考えます。
 国会議員が選挙区の国民にだけ関心を持つのなら、それは国民への裏切りです。

 一方、行政官 ( 官僚 ) のなかには、良心的に動いてくれるひとびとが少しづつ増えてきました。
 不肖わたしと水面下で連携を深めつつ急逝された和田幸浩・外務省総務課長 ( 当時 ) の遺志を継ぐ意味もあると考えます。
 近く、ひとつのお知らせ、ちいさくとも朗報をお届けできるのではないかと考えます。
 極めて残念ながら、10万円給付のことではありません。
 これも交渉ごとなので、まだ具体的には記せません。

▼国会議員の現場での仕事は、そのほとんどが交渉ごとです。
 実るまで、あるいは実っても、なかなかすべてを明らかにすることができません。

 何のために交渉するか。
 それはすべて、国益と国民益のためです。
 そして大半の交渉ごとは、ひとつ結果が出ても、それは次の交渉に繋がっていきます。
 おのれの功を誇るなら別ですが、それは致しませぬ。したがって交渉相手が誰で、経緯がどうで、というのは公開情報とはできないのです。
 また、ついに結果が出ない時、あるいはひとまず結果が出なかった時も、交渉を受け容れなかった相手先だからといって、水面下を公表したりしてはいけません。
 それは、人の道に、もとります。
 またいったん合意できなかった相手でも、いつどこで、再び日本のために交渉せねばならないか分からないのです。

 それらのことは、どうぞ、ご理解ください。
 このブログと「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」は、百パーセント、無条件の公開情報です。これをぼく自身が、いつもきちんと弁 ( わきま ) えているのも、人の道です。また情報の世界で公正に生きるのなら、もっとも大切な基本のひとつです。





 
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