On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-03-20 06:15:00
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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ウクライナ戦争で、中国の台湾侵攻の有無に世界の関心が集まっています  東沙諸島へ行きたいことを台湾の謝・駐日代表に直接、伝えました


 
 みなさん、連休真ん中の日曜日に、おはようございます。
 連休に仕事のかたも、せめて気分はリラックスしてお過ごしになれることを祈ります。

▼先週の水曜日、3月16日の夕刻、自由民主党本部で外交部会の台湾政策検討プロジェクトチームが開かれました。
 そこに、謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表が、蔡明耀・台北副代表と共にお出でになり、短い講演をなさり、質疑に応じてくださいました。

 台北駐日経済文化代表処というのは何か。
 日本は台湾との国交を喪っているので、大使館がありません。これは、台湾の日本における事実上の大使館機能を果たすところです。
 したがって、謝さんは、実質的に大使の役割を果たされ、蔡さんは公使の役割を担っておられます。



▼古屋・日華議員懇談会会長のお隣が、蔡公使です。

▼有意義な質疑応答 ( 内容は、すべてオフレコとされましたから、記しません ) が終わったあと、謝代表、蔡副代表にそれぞれ、中国が軍用機をしきりに飛ばして威圧している東沙諸島 ( 台湾の南シナ海寄りにある戦略上、重要な島々 ) に行きたいことを直接、お話をしました。
 このことはすでに、事務レベルでは台湾側に伝え、日本の外務省にも伝えてあります。
 そのうえで、直接交渉を致した訳です。

 謝さんと、蔡さんの言葉をそのまま記すことは控えますが、しっかりと理解していただき、パンデミックが終わったあとに実行することで、大きく前進しました。
 謝代表はかつて、東沙諸島に駐在経験もあるそうで、中国の習近平国家主席が台湾を呑み込むと公言しているなかでの、東沙諸島の戦略的意味を、もちろん深く理解されています。

▼日本の国会議員は、国会の会期中は海外に行くことを原則、禁じられています。 ( ぼくはこの原則に反対ですが、ルールがある以上は、厳格に守ります。他のことと同じです )
 今の通常国会が終わるとすぐ、6月22日に参議院選挙の公示、7月10日に投票です。
 したがって、実現するとしても、パンデミックが収束し、かつ参院選のあとになると考えます。

 参院選で忙しいから選挙までは行かない、という意味では全くありません。観光で行くのではないので、いちにちも早いほうがいいと考えています。しかしルールはすべて守り、かつ参院選の公示後から投票日の前日までは、むしろ候補者の義務として参院選に専念すべきですから、このようになるという意味です。

▼日本の国会議員であるぼくがなぜ、東沙諸島に行くべきだと考えているか。
 それは、この動画 ( 青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会の第232回放送 ) をご覧いただければと思います。




 
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