On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-03-27 17:09:07
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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多重の痛みはその後どうなったのかという問い合わせが多いので、一応、書いておきます


( いまウクライナの隣国として膨大な難民を受容しているのが、ポーランドですね。
 その首都、ワルシャワを歩くと、ナチとソ連・ロシア双方への、消そうにも消せない悲痛の記憶に満ちていることが、日本人のぼくにも深く伝わってきました。
 これは有名なワルシャワ蜂起の、銅像です。
 ヨーロッパ大陸が隅々までナチに侵されていた当時、ワルシャワの市民とポーランド国軍は、ソ連の赤軍と連携する約束を交わし、それを信じて蜂起し、ナチと戦いました。
 ところが、赤軍に裏切られます。赤軍ことソ連・ロシア軍は、ナチがポーランドの抵抗でいくらかでも消耗することだけを期待して、ワルシャワ市内に入らず市民が虐殺されるのを河の向こうから傍観していたのでした。
 ぼくの撮ったのは、兵と市民の像ですね。
 思わずその眼を覗き込み、冷たい手に触れてしまう、悲しげな群像です。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の関連といえば関連の写真です。
 日曜は、原稿の仕事や電話とEメールでの交渉という公務は山のようにありますが、公式の国会日程や自由民主党本部での部会は無いので、昼間からぼくの胸に鬱屈が込みあげてきます。
 鬱屈は、ロシアに対してではありません。プーチン大統領のふるまいは長年の予感通りです。ぼくのやる気を無くさせるのが外国だったりしません。
 愛国者で、かつ国会議員で居るのは、たった今の日本社会においては、実は想像を絶するほど辛いことです。
「異業種のひとよ、出でよ」と呼びかけ続けてきましたが、こんな思いをするのは、ぼくひとりでいいという気持ちも、どうしても強くなってきます。
 しかし明日月曜には、もちろん、元気いっぱいで国会に出ていきます )


▼こんなときに、自分のことを語るのは正直、気が進みません。
 しかし、タイトルに書いたとおり、問い合わせをいただいているのに、いつまでも答えが無いのもどうかと思いますから、日曜のうちにありのままに記しておきます。

「ストレスに耐えるためでしょうね、無意識に噛みしめて、もともと噛む力が強いし、歯が割れています。その痛みです」(歯医者さん)、「これは、徹夜続きとストレスから来る烈しい頭痛だと思います」(鍼灸師さん)、「選挙カーの事故の後遺症を中心に、この首の現状では、痛んで当然です」(大病院の整形外科医)・・・このトリプル痛に加えて、予算委員会室の古くて傾いた椅子に毎日9時間~8時間じっと座っていた日々によって、スキーのジャンプに失敗して腰の骨を5本、折った後遺症が出ていました。
 つまりはクワッド痛。わははのは。

▼え~、たったいまの現状はですね、まず歯痛は自然にほぼ消えました。
 歯が割れているのは何も変わっていないので、歯医者さんは理解不能だそうです。
 頭痛も、徹夜をすれば一気にどっと復活してきますが、いくらかでも寝れば、すっと消えます。

 首の痛みは、もはや消える日はありませぬ。
 腰の後遺症は、予算委員会が終わり、すこしの時間、しかし激烈な運動をした結果、完全に消えています。

 というわけで、今や、首だけです。
 首だけですが、これを何とかしないと、今から3か月足らずしかない6月22日に参院選が公示になったあと、7月10日の投票日の前日まで、あらゆる選挙でいちばん長い選挙活動、ぼくの場合はたたただ遊説するだけの日々に、そしてまたしても暑きも暑い夏に、首が苛烈に痛むだろうと思います。
 ま、なんとかしたいですけどね。

 なんともならなかったら、そのまま夏に臨むだけです。
 世界の苦しみを思えば、どうということもありませぬ。本心です。





 
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