2022-05-24 03:27:09
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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NHKが、台湾侵攻をめぐるバイデン大統領の新しい発言を「失言」と報じたのは、おかしい
▼初めて来日なさっているバイデン米大統領が、岸田総理との記者会見で、記者から「台湾が侵略を受ければ軍事的に関与するか」と問われ、「そうだ」と述べ、記者が確認を求めると「それがわれわれの決定した(台湾への)関与だ」と明言しました。
▼これについて、きのう5月23日夜7時のNHKニュースでは「失言だ。アメリカは(台湾が侵攻を受けた時の対応について)あいまい戦略のはずだ」と解説し、「バイデン大統領はこの件で何度も失言してきた。問題だ」とさらに解説しました。(いずれも趣旨です)
まるで、中国の国営テレビの放送かのような解説です。
▼バイデン大統領は “That’s the commitment we made” と述べました。
おそらく意図して簡潔な答えになさっていますが、その意味するところは、ぼくが訳した上記のとおりです。
すなわち、新しい決定というニュアンスを充分に含んでいます。
NHKの解説は、驚くばかりに中国側に寄っています。中国側に寄せたいと意図したと言うより、思い込みによる誤報に近いと考えています。
▼たぶんNHK内部でも問題視されたのでしょう、きのう9時のニュースではその解説は影を潜め、明けて今日5月24日になってからのニュースでも「失言説」は引っ込めているようです。
▼ことはNHKにまったく限りません。
日本のオールドメディアが、ほぼ無意識のうちに中国寄りになっていることが背景にあります。
▼「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の次回収録で、さらに解説したいと考えています。
きのうはこの動画を、正直、力を尽くして4本収録し、さらに三浦麻未公設第一秘書の提案で「#shorts」を10本収録しました。
このショートは、1分以内に話すことが条件ですが、話してみると30秒台のものも少なくありません。
▼4本のうち、まず「今回の日米首脳会談は、ペリー来航以来初めてのウルトラ画期的なものになった」という趣旨の動画を、ここにアップしています。
ショートの1本目も、同じくここからご覧になれます。
身体が烈しい疲労と戦う最中の収録となりましたから、凄い顔をしていて、見苦しくて申し訳ないです。
きっと回復させますから、そこはどうか、さらりと見逃してくださいませ。
▼写真は、「ぼくらの国会」リアル版を含め、今の凄絶な日程のなかで姿を現してくれた富士です。
富士の気高さの奥には、みずからも傷つきながら戦う姿もあると感じるのです。