On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-06-11 09:01:09
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (0)

このやり方で通用するか



▼参院選の「総決起大会」の大看板に、正直、いくらかびっくりしました。
 ぼくにとって参院選とは、あと11日後の6月22日 ( 見込み ) に公示となってから、始まるものだからです。

▼しかしこの会は、佐藤ゆかり前衆議院議員 ( 大阪11区 ) が、参院選に立候補を予定している松川るい参議院議員 ( 親しい同期議員です ) を支えるため、そしてぼくへの友情から、開いてくださいました。
 佐藤ゆかりさんが自由民主党の経産部会長のとき、ぼくは部会長代理として連携し、日本経済のために共に努力を重ねました。
 会の開催に感謝しつつ、おふたりを盛り立てたいと、来る前からずっと思っていました。

▼なにより、金曜の夜にこうして集まってくださった主権者・国民の熱意に応えねばなりません。
 懸命に話しました。
 ここは、この夜のいちばんめの会場、大阪府の交野 ( かたの ) 市です。

▼ただ・・・ 



▼・・・この会のように、次の総選挙で再起を期して戦っている佐藤ゆかりさん、それから、迫る参院選で大阪選挙区では唯ひとりの自由民主党の立候補予定者として、奮闘している松川るい参議院議員、このおふたりが同じ舞台にいらっしゃるとき、ぼくはおのれの話からすることが、できません。

 まず、佐藤ゆかりさんの再挑戦への理解と支援をお願いし、それから松川るい議員への大阪での応援をお願いし、そのあとで、ぼくが国政にどのように向かい合っているか、祖国をみんなでどのように甦らせるかを話します。

▼ここは、にばんめの会場、大阪府の枚方 ( ひらかた ) 市です。
 子どもの頃、両親に連れられて「ひらかた菊人形展」を見に、良く来ていたところです。菊花でつくられた毅然とした武士や、その妻も武具を身につけた、凜々しく美しい姿を鮮明に覚えています。



▼なぜ、こんな動作をしているか。
 左に、ポスターが貼ってあるのですが ( 上の写真には写っています ) 、ぼくのポスターは無いのです。
 それを不思議に思うひともいらっしゃる雰囲気を、すこし感じましたから、説明しています。

 貼ってもらっていないのでは、ありませぬ。
 ぼくが、作っていないのです。
 秘書さんは「公選法をきちんと守りながら、公示前に掲示できるポスターも作れますから、作りましょう」と提案してくれました。
 内心でそれに感謝し、理解もしつつ、即座に「いや作らない。ポスターは公示のあとだよ」と答えました。

▼秘書さんがみんな、「せめて三つ折りのチラシは作りましょう。一枚紙のチラシも作りましょう。まったく合法なんですから」と言うので、それは遅ればせながら、作りました。



▼三つ折りのチラシの表です。



▼三つ折りの裏です。



▼一枚紙のチラシの表です。



▼チラシの裏面です。

▼ポスターと似ているんだから、明らかに選挙用と分かるポスターを作ってもいいんじゃないかと、思われるひとも居るでしょう。
 その通りです。
 法律にも合致しています。
 チラシは、ちいさくても一枚紙だから、ポスターのように貼ることももちろん可能です。

 しかしそれでも、選挙運動は、公示になってからです。
 わずかな違いでも、違いは違いです。
 その違いが大切だと考えます。

▼こんなやり方で通用するか。
 きのうの会で話すときも、おのれの話は後回しです。

 通用しないかも知れません。
 団体の支持をお断りしていて、基礎票はゼロですしね。

 しかし一事 ( いちじ ) が万事です。
 献金を受け取らない、パーティ券も売らないという生き方をすべて貫いてこそ、青山繁晴という日本男子が国会議員を続ける意味があると考えています。
 前述の、子どもの頃に見あげた菊人形も、記憶の底から甦って亡き父、亡き母と共に、それを見ていてくれる気も今、すこししています。

▼きのうの枚方では、写真のように高い舞台でした。
 ぼくの目線は、関西テレビの「水曜アンカー」に参加していた民間専門家の頃のぼくと、いささかも変わっていません。
 そこで舞台から飛び降りて、感染症対策に気を付けながら、みなさんの中に入って目を合わせ、話しました。

▼いま特急電車の車内です。
 昨日は大阪から東京に帰ることができませんでした。
 会が終わったとき、帰る手段がもうありませんでした。

 大阪に泊まって、富山に向かっています。
 ぼくらの国会リアル版でお邪魔したばかりの富山ですが、きょうは自由民主党本部の依頼で、先輩の参議院議員、堂故茂さんの会で、話します。

 
▼この会は、きょう6月11日土曜の15時からです。
 堂故茂参議院議員の後援会総会で、ホテルグランテラス富山 ( 富山市桜橋通2-28 ) 4F「瑞雲の間」にて開かれます。
 ぼくの講演は、40分間の短いものですが、「新しい危機に日本の出番」と題して15時45分から行います。
 後援会の会員が参加されるとのことで、一般の参加があるとは聞いていませんが、お近くの方で関心がある方は、問い合わせてみてください。

※ 
 国会議員の選挙について、知られていないなぁということを実感していますから、ほんのすこし説明します。
 日本の国会には、衆議院と参議院があります。別々に選挙します。
 前出の佐藤ゆかりさんは、衆議院の議員でした。
 ぼくは参議院議員です。その参議院の選挙には、都道府県別の選挙と、全国で行う選挙(比例区)があります。
 前出の松川るいさんは、大阪の選挙区から立候補予定です。
 ぼくは同じ参院選で、全国比例から、立候補予定です。
 上掲の三つ折りのチラシに、投票の仕方は記してあります。ただし、公示の前ですから、ぼくに関わる具体的な書き方などは記していません。
 公示され、法律で認められている選挙運動が始まったら、具体的に記したチラシに切り替えます。
 その公示は、6月22日の予定です。翌日の23日からもう、期日前投票が始まります。最終的な投開票日は、7月10日の予定です。





 
  • 前の記事へ
  • 記事の一覧へ
  • 次の記事へ
  • ページのトップへ

 

コメントは原則非公開です。それをご理解のうえ、投稿してください

名前
タイトル
メールアドレス
コメント
認証入力
画像認証 CAPTCHA Image 画像変更

※入力欄はすべて必須です。
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。

もう一度、コメントがすべて「原則非公開」であることを確認され、投稿ボタンを押してください。

  • ページのトップへ