On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-07-19 13:24:55
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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(一字訂正しました)  いま、経済安全保障推進法の施行について平場で議論しています



▼きょう7月19日火曜、自由民主党本部にて経済安全保障推進法をいかに施行するかについて、平場の議論が行われています。
 わたしは党の経済安全保障対策本部の幹事長代理です。先日、まず役員会が開かれ、そこで発言しました。今日の平場の議論では、役員でない議員の発言が優先です。
 選挙明けで、かつ臨時国会の召集前です。多くの議員はまだ、支援団体などのあいさつ回りに忙殺されていると思います。それにしては、参加議員の数はしっかりと多いです。

▼この新法は、中国の脅威の増大などに対峙するためにつくられた、まったく新しい考え方の法律です。
「防衛や外交だけではなく経済にも、いや、経済にこそ安全保障あり」という考え方ですね。

▼「日本の尊厳と国益を護る会」 ( 護る会 ) が総理に提案した「経済安全保障17か条」 ( この動画を視てください ) も土台になっています。
 わたし自身、ずっと政府側と議論を重ね、党内でも議論を続け、この法律の立法に努力してきました。

 よくある、というか繰り返される言われなき批判のひとつに「立法をやっていない」というものがあります。
 それは、違います。これまでも述べてきました。
 議員立法のことを言っているのでしょうが、日本の国会においては、議員立法は、自由民主党から共産党に至るまで主要会派の全会派一致でつくります。
 護る会としても、わたし自身としても、共産党と合意できる法案を考えたことがありません。


 実際は、政府に立法を提案し、政府を動かし、たとえばこの経済安全保障の新法、あるいは中韓の国土侵蝕を阻止するための「重要土地調査規制法」について、立法の方針を決めさせ、そのあとは行政官 ( 官僚 ) と連携して、法を具体的につくります。かなり烈しい議論になります。
 こうして法案が出来上がれば、国会対策委員会、議院運営委員会と詰めながら、委員会審議にかけ、委員会で可決すれば、本会議にかけ、法案の成立を図っていきます。

 先日も「2期目は、立法に関わってください」という書き込みがありました。
 善意のコメントだと思います。同時に、おそらくは中傷誹謗と変わらない話の流布に影響を受けておられますね。
 実際には、これ以上無いぐらい、立法そのものに関わってきた6年です。
 今、参加している経済安全保障法をめぐる会議は、法を成立させて終わりでは無く、施行のあり方、さらにはやがての改正も睨んだ議員活動を続けているということです。

▼このようにつくられる法律を「閣法」と呼びます。
 オールドメディア、あるいは学者の論文でも、「議員立法」の対比語として、この「閣法」が使われていますが、誤解の元です。
 閣法は、内閣がつくってしまう法律ではありません。最終的な手続きとして、内閣から国会に提出されるだけであって、立法そのものは、議院内閣制の下、与党の国会議員と省庁が協力してつくるのです。
 もう一度申しあげますが、共産党と一緒に立法をするつもりはありません。

▼ある意味、国会議員の活動ほど、国民に知られていないものも少ないでしょう。
 それを嘆くのではなく、こうやって出来るだけお話ししていきたいと思います。常に、「ありのまま」、それを心がけて話します。




 
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