On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-08-05 21:53:27
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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( 行動の内容が明確になるよう、あえて書き直しました )  中国の弾道ミサイルは日本の海に「落ちた」のではなく、中国軍が与那国島と波照間島の海を狙って撃ち込んだ、という問題について・・・

・・・日本政府の対応は、間違っています。

▼現状の、腰の引けた対応では「これまで通り、だらしない」というだけではなく、中国とアメリカに間違ったメッセージを送ることになります。
 すなわち、台湾有事がもしもあった場合に日本は中国軍に攻撃されても反撃しない、ないしは、反撃を躊躇して時機を失するという見通しを、米中それぞれに持たせる恐れがあります。

 そこで、この観点をきょう8月5日金曜の夜に、総理に電話で直接伝え、総理みずから中国に対し、行動を起こされるよう求めました。

▼きのう8月4日木曜に、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 )の幹部から「青山さん、岸田総理はまさか、ペロシ議長と会わないということは無いですよね」と聞かれました。
 わたしは「会われます。韓国のユン大統領とは違います」と即座に答えました。

 ユン韓国大統領は、なんと「休暇中」を理由に、訪台のあと訪韓したペロシ議長と会いませんでした。会うのを回避したのです。
 中国に膝を屈する姿勢が、ありありと世界に分かってしまいました。
 文在寅・前大統領の「親中・反米・反日」が、ユン大統領で「親中・親米・日本には様子見」に変わっただけのことであり、そして現在の支持率の激しい低下をカバーしようと、いずれ反日を剥き出しにするでしょう。

 そして岸田総理は実際、きょう8月5日の朝、ペロシ議長を総理公邸の朝食会に招いて会談されました。
 それは、わたしが述べたとおり、さすがにユン大統領とは大違いです。
 しかし、ペロシ議長の訪台が引き起こした「中国軍が日本の海に弾道ミサイルを史上初めて、狙いすまして撃ち込んだ」という重大事態への対応が現状では弱い、弱すぎます。

 わたしは「弾道ミサイルですから、中国軍は発射した瞬間から、着弾点が分かっています。間違いなく、日本の海を狙って撃ち込んだと日本が認識していて、その認識に基づいてこれまでとは違う対応をとるという明確な国家意思を、世界に明示せねばなりません」と今夜、提起しました。





 
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