On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-08-25 12:13:39
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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ウイグル人の強制労働を含め中国の人権侵害について日本政府の腰が引けている問題を追及しました



▼きょう8月25日木曜は、まず自由民主党本部で経済産業部会があり、原子力発電について「岸田総理の仰る最大限9基の再稼働、というのは違う。最小限でも9基、でないといけない」という意見が、平場の複数の議員から噴出しました。
 この場では、写真で分かりますように、わたしは経済産業部会の部会長代理なので、発言は控えました。





▼次に、経済産業部会と外交部会の合同会議です。
 これは「サプライチェーンの人権ガイドライン」について議論しました。
 例えばアメリカは、ウイグル人の強制労働で作ったものは輸入を禁じる法も持っています。
 欧州でも動きがあり、日本は後れを取っていて、ようやくガイドラインが出来ました。
 それを党として諒解するのかどうか、という部会、正確には部会の合同会議です。

▼2枚目の写真は、護る会の執行部議員の勇姿です。
 護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) 事務局長の高木啓代議士が、外務大臣政務官に就任されました。
 今日は政府側から初発言です。
 高木さんであれどなたであれ、政府側に入ると、内閣不一致を招かないために、発言は政府内で作成された紙を読みあげることが基本になります。
 発言はそうであっても、高木護る会事務局長は、外務省内部にあって水面下で国益のために大活躍されると信じています。



▼ぼくは相変わらず、党側にあって、政府側の説明を聴いています。 ( 写真は杉田水脈総務大臣政務官が、知らないあいだに撮ってくださいました )
 このあと、「経産部会長代理ではありますが、平場の議員の発言がすべて終わってから、かつ、議員の出席が少ないことも踏まえて、発言の許可を求めます」と要請し、認められて、発言しました。

 わたしはその発言において、日本政府のガイドライン案は、中国やミャンマーの人権侵害をめぐって態度がはっきりしないし、矛盾もあると指摘し、ガイドラインの一部改変を求めました。
 わたしだけではなく他の議員から、他の視点でも疑問が相次ぎ、このガイドラインは部会の諒承が見送られました。
 政府が、わたしの意見なども含めて再検討し、9月に部会が再び開かれる方向となりました。
 ガイドライン案であっても、法案であっても、自由民主党の部会が諒承しない限り、政府はそれ以上、進められません。

★「最近の動画は、部会の紹介がないのでツマラナイ」という書き込みがありました。
 部会を動画で紹介しないのではなく、部会そのものがあまり開かれていないのです。
 国会の閉会中で、かつ夏休みシーズンで、さらに参院選の選挙後で、しかも参院選で武漢熱に感染した議員が多いという事情が重なっています。
 このなかで毎日のように国会に来ているわたしは、珍種の議員です。
 そのために、部会があまり開かれないのです。

 ちなみに、自由民主党の議員はそれでも部会が開かれることがあるので、少ないといえども今、国会で一定数は見ます。
 野党の議員は、ごく一部の議員を別として、ほんとうに見ないです。
 これが毎年のことです。
 これもまた、主権者国民のみなさんのほぼご存じない、国会の現実です。

▼開かれる部会で肝要なものには、わたしはすべて万難を排して出ていますので、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の次回収録では、いくつかの部会を取りあげます。
 次回の収録は、29日の月曜に、日程が忙しくてもどうにか行いたいと考えています。



 
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