On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-08-25 18:08:08
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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( 二度、推敲しました )  日本の安全保障の歪みをいま、正していかないと、深甚なる悔いが残ると思います



▼これも今日8月25日木曜日の夕に、自由民主党本部で開かれた国防部会です。
 いつものように、杉田水脈代議士 ~ 総務大臣政務官にして護る会メンバー ~ が善意で撮って、送ってくれました。「撮影している青山さんを撮影した」とのことです。
 ではぼくは何を撮っているか。
 防衛大臣政務官に新たに就任なさった護る会メンバーを撮り、ブログに載せて、こころから祝意を示したかったのです。

 しかしこの国防部会は、ひとつ前のエントリーにありますように、観艦式に韓国、中国を招待するという政府の不埒な決定に、ぼくが強く反対する場となりました。

 政務官として政府内に入ってしまうと、内閣不一致を起こさないために、政府方針への反対は言えなくなります。
 また、政務官は部会で不規則発言はできませんから、そのお考えも分かりません。
 それを考慮して、この写真までにしておきます。政務官の立場をおかしくしたりはしたくないので。
 ぼくは党側の自由な立場として、動くべきを動きます。

▼今日の国防部会は、メインテーマが令和5年度予算の概算要求でした。
 蛇足ながら、概算要求とは何か。
 年末の予算案作りの準備として、8月の末までに、おおまかな予算の考え方を各省庁がまとめ、財務省に呈示します。

▼ところが、その予算要求で、自衛隊に弾が足りない、ミサイルも足りない、イージス艦にしてもミサイル発射管がカラだったりする、陸海空を問わず実弾演習が充分にできないという深刻な問題が解決するのか、今日さっぱり分かりませんでした。
 これまでぼくが議員として何度も何度も問うて、解決を促してきたこの問題を、解決できるのか、それが不明なままです。

 民間の専門家時代から求めに求めてきた防衛費の根本的増額が、ようやく実現しかかっているときに、肝心の防衛省がこれでは、話になりません。
 このエントリーに記した、観艦式の問題と根っこが共通しているのです。

 ひとことで申せば、これまで数十年の防衛庁・防衛省、そして現在の防衛省は、みずから戦う気がありません。

 よき防衛官僚もいます。
 自衛官は誠実に演習を重ねています。
 しかし組織としての防衛省は、戦わざる組織、待ちの姿勢が染みついた組織です。

 防衛省が戦わないなら、自由民主党のひとりの議員として、また護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の代表として、こちらがどこまでも戦うほかありませぬ。
 主権者・国民のみなさんから、まさしくそれを委託されているのですから。
 そして、戦える防衛省、自衛隊になってもらうしかありません。

 それで初めて、米軍とほんとうに組めるのです。
 それで初めて、中国や北朝鮮への抑止力がつき、韓国の奇怪な行動も未然に防げるのです。



 
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